聖地認定!
昨日の雨で少し涼しくなったのに、今日はまた残暑が戻ってきてしまいました。それでも32℃程度で済んでいますけどね。このくらいならそこまで暑さも感じません。お盆過ぎたら一雨ごとに涼しくなる、うん、今のところこの法則は通じるようです。良かった良かった。
そう言えば毎年恒例の徹夜テレビやってますね(※執筆時)。私、手塚治虫アニメを放送していた頃は見ていたんですよ。あの頃は純粋でした……(遠い目)。
あの番組用の特別製作アニメ、もう作らないんですかね。作ればその時間帯だけ更に視聴率は上がる気がしますよ。あの番組のテーマに沿った物語なんて探せばいくらでもある気がするんですけどねぇ。
で、そんなアニメですが、数少ない成功例を目にした各地方自治体があの手この手の勧誘合戦を繰り広げている御様子。今回はその話題を取り上げます。
8月26日(※執筆時)アニメーションを使った観光資源掘り起こしなどを目的に設立された官民連携組織アニメツーリズム協会は、ゆかりのある自治体など88カ所を選ぶ「アニメ聖地88」を発表しました。
大ヒット映画「君の名は。」のモデルの一つとなった岐阜県飛騨市のほか、北海道函館市、福島県会津若松市、兵庫県宝塚市などが認定されています。
協会は認定した自治体などと連携して複数の聖地を「巡礼」する観光ルートを策定。海外でも人気の高い日本アニメで訪日外国人らを呼び込み、町興しに繋げます。
人気漫画「釣りキチ三平」の主人公が住むとされる秋田県横手市、女子高生が戦車に乗って戦う「ガールズ&パンツァー」の舞台である茨城県大洗町、新選組を題材にした人気ゲーム「薄桜鬼 真改」で有名になった函館市、会津若松市、京都市なども選ばれました。
施設やイベント関連では、手塚治虫記念館のある宝塚市や世界コスプレサミットが行われる名古屋市が認定されています。
アニメ聖地88は、お遍路さんの四国88カ所巡礼にちなんで名付けられました。協会は3月に150カ所の候補地を発表。日本語、英語など5カ国語に対応した応募サイトで世界中のファンから集めた投票を基に、関係者と調整して絞り込んだのだそうです。
聖地認定は今後も年1回発表する予定で、来年は認定を増やす方向なのだとか。人気アニメ、ガンダムの生みの親としても知られる富野由悠季会長は「認定をきっかけに地元を育てて欲しい。今後は日本中に広く対象を広げたい」と話しています。
えー、なにそれぇ。これがクールジャパンの正体? 何か違う気がするんですけど、そう思った人は多かったみたいで、ネットコメントでも否定的な意見がずらりと並んでいましたね。
こう言うのは自発的に盛り上がるからいいのであって、認定したから盛り上がれよっ! って言うのは違う気がします。名水百選とか、そう言うノリなんでしょうかね? 確かにああ言うのは世間的に認知されていますけど。
アニメって作品ごとにファンがいて、聖地の数も作品の数だけあるので、そんな簡単に数を絞れないと思うんですよね。しかも殆どの場合は定着しませんし。よっぽどヒットでもしない限り一過性のものにしかなりえません。
そんな水物だからこそ毎年選定し直す戦略を取るのでしょうか? 第○○回聖地認定! みたいな。モンドセレクション的な。
問題はこの聖地に認定された事でのネームバリューですよね。どこまで認知されるか、価値を生み出せるか……。毎年コロコロ結果が変わるようでは一度認定されたところで効果は薄い気がします。何年連続、と言うレベルになればまた違うのでしょうけど。
取り敢えずはお手並み拝見でしょうか。数年後に、ああ、確かそんな企画もあったね、みたいな懐かしい思い出のみで語られていると言う事になっていませんように。
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