先輩には敬意を表するもんだろォ?

 日本の部活は先輩後輩の上下関係が厳しい事で有名ですね。部活って言うか日本の学校自体がそんな感じ。小学生の頃まではそんな雰囲気はあんまりないのに、中学以上は急に先輩後輩関係を重視し始めるのって不思議です。日本の7不思議のひとつと言っていいでしょう。後の6つは知りませんけど。


 ちなみに私の学生時代は先輩後輩の上下関係は特に感じませんでした。先輩と絡む事も後輩から絡まれる事も特になかったですしね。クラスでもあんまり……あれ? それってぼっち……。


 そんな黒歴史はともかくとして、学生時代にそう言う下らない上下関係に悩む事がなかったのは幸運とも言えます。そう言う気質が身についてしまうと時に大変な目に遭ってしまう事もありますからね。


 今回はそんな体育会系脳がやらかしたと言う話です。


 7月3日(※執筆時)大分県警は同僚の速度違反をもみ消したとして、犯人隠避容疑で宇佐署の50代の巡査部長ら4人を書類送検しました。いずれも容疑を認め、巡査部長は「世話になった先輩だから見逃した」と話しているそうです。

 県警は同日付で4人と上司ら計9人を懲戒などの処分とし、巡査部長は辞職しました。


 県警監察課によると、4人は5月26日、宇佐市内の国道上での交通取り締まりの際、19キロの速度超過車を確認したが、運転者が大分中央署の警察官と分かり、違反切符を切らなかったそうです。うち1人は、速度測定記録用紙を廃棄した公文書毀棄きき容疑でも送検されました。


 違反切符は問題発覚後に処理され、大分中央署員は反則金を支払ったそうです。


 松坂規生・大分県警本部長は「警察官があるまじき罪を犯したことについて県民におわびし、再発防止対策を徹底する」と発言しています。


 警察って身内の犯罪に甘々なのは御存知の通りですが、こう言う配慮はきっと日常茶飯事なのでしょうね。今まで表沙汰にならなかっただけで。だから手慣れた感じで今回も同じように配慮したのでしょう。

 それでも最近は警察官の不祥事も結構表沙汰になって来ているような気がします。どうかこの傾向が続いて警察内部の浄化が続いてくれたらいいんですけどね。それはちょっと高望みし過ぎかな……。


 このエッセイ、何気に警察の不祥事の採用率が高い気がしてきました。やっぱり法律を守る側が法律を破ってるんだから、ちょっと目は厳しくなっちゃいますよね。

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