で、でかい……

 私の身長は同世代の平均身長くらいなんですけど、背の高い人はやっぱりすごいと思ってしまいますし、背の低い人はどこか軽く見てしまいがちです。あ、第一印象の話ですよ、ずっとその印象のままじゃないですからね。実際知り合ってみると、その人それぞれに良さがあって、みんな素晴らしいって分かりますよね。


 誤差数センチなら身長差もあまり気にならないのですけど、10cm以上違うとやっぱ意識しちゃいます。目線が変わりますもんね。首の角度を変えないといけなくなる。そう言う時は背の高い人は得だなあって思っちゃいます。逆を言えば背の低い人は大変だなと。


 で、世界にはやっぱりとんでもビックリな人がいる訳で、今回はそんなお話。


 インドのメーラトに暮らすカラン・シン君は8年前、体重7.8kg、身長が63cmで誕生しました。新生児用の体重計に乗りきらないほどだった彼は「世界一重く身長が高い赤ちゃん」としてギネス世界記録に認定され、世界中のメディアで話題になったそうです。そんなカラン君の現在(※執筆時)、8歳になった姿をイギリスの『Mirror』誌がが伝えています。


 父サンジェイさんと母シェトラーナさんの間に誕生したカラン君は、生まれてすぐにギネス世界記録に認定されただけでなく、その後「世界一背が高い5歳児」としても記録に名を残しています。そんな彼は現在8歳になりましたが、身長はなんと198cm、クラスメートのおよそ2倍もあります。


 漫画やアニメで背の高い子供が登場する事があります。それは創作物だからと納得も出来ますけど……はっ、8歳でひゃっ、198cm???!!! そんな長身のお子様がリアルで存在してしまうだなんて……流石人口10億の国、そして神秘の国インドですね。赤ちゃんの時から桁違いです。


 カラン君は産まれた時には生後6か月用のベビー服を、3~4歳の頃には10~12歳用の子供服を着ていましたが、現在は市販のものでは入らず仕立て屋に依頼しているのだとか。

 現在もすくすく身長が伸び続けているカラン君ですが、218cmの母シェトラーナさんにはまだ追いついていません。

 しかし足のサイズは同じで、時々オーダーメイドした靴を互いに履き合っているそうです。


 あ、お母様も背が高いのですね。それならば納得です。その高さにはそうなるべき理由があるのですね。遺伝子の力ってすごい。


 シェトラーナさんは過去に世界一身長が高い女性とされていましたが、現在はインド一背の高い女性として知られているそうです。バスケットボール選手だった彼女は、インド代表として国際的なスポーツイベントに参加した経験も持っています。


 そりゃそうでしょうね。218cmですもん。普通に世界一レベルですよ。この記事から判断するに、後で彼女以上のノッポ女子が現れたんですね。ほええ~。それもまたすごい。インド一番の高身長の母から産まれたとは言え、彼女も年齢一桁時に2m近くは行っていなかったでしょう。カラン君、今後どれだけ伸びるのやら……(汗)。


 しかし自分の息子が飛びぬけて背が高いと、健康上何らかの問題があるのではと不安になるのは当然の話だと思います。と、言う訳でシェトラーナさんは定期的にカラン君を内分泌専門医のもとへ連れて行き検査をしてもらっているそうなのですが、今のところ彼の健康状態は何の問題もないそうです。


 また、カラン君は自然療法の仕事をしている母のもとで特別な食生活やサプリメントで健康を保っているとの事。父サンジェイさんも息子の成長ぶりに「もう一度『世界一背の高い8歳少年』としてギネス記録に登録されればいいなと思う」と、すでに自分の身長に達した我が子の新たな記録更新を願っているそうです。


 父親が子供に身長を抜かれるのは普通思春期を迎えた後、17歳以降くらいになるような気がするのですが、たった8歳で身長で並ばれるって……特別すぎるからこそ誇りにも思えるんでしょうね。改めてすごい世界ですわ。


 で、特別な食事を取っていると言う事ですが、インドではそのレシピがブームとかになっていたりとかはしていないのかな? 背を伸ばす食事として話題になりそうなものなのですが。母親がそう言う仕事をしていたら便乗しない手はないと思います。実際、どうなのかなあ。


 見た目は大人と変わらない、いや、もしくはそれ以上の身長を持つカラン君ですが、学校の宿題が終わると友達と遊び、5歳の時から始めたバスケットボールの練習を母と一緒にする日々を送っているのだそうです。

 一旦外に出ると注目を浴びるものの、カラン君は「母の背が高いことを誇りに思うから、僕ももっと高くなりたい。そして国や両親にも僕を誇りに感じてもらいたい」と話しているのだとか。


 シェトラーナさんは「私たちの身長は、神からの授かりものだと思っています。きっと息子は私の身長よりも高くなるでしょう。しっかり勉強して、将来は医師になってバスケを続けてくれれば。息子には世界的に名を残すような人物になって欲しい」と語っているのだとか。

 一方でカラン君は「どっちかを選ぶなら、絶対バスケットボールの選手がいい」と8歳の少年らしい一面をのぞかせているそうです。


 まだ8歳ですから、医者をその頃から目指すって事はまずないでしょうね。子供は親の言う通りには育たないのが常ですが、親は常に子供に理想を求めてしまいます。

 カラン君が今後どう言う未来を選ぶのかは分かりませんけど、その背の高さを活かせる未来に進めるといいですよね。


 彼がもし思春期に更に背を伸ばしたら3mくらいの背の高さになってしまうのかも。そうなってしまうともはやファンタジーの領域ですが、どこまで背が伸びていくのか興味が湧いてきますね。やっぱインドはすごいや。

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