空が荒れておる……
毎日ニュースを眺めていると似た事例が続く事がよくあると実感します。最初は工場の火事で、その後も未成年の事故とか強盗とか警察官の不祥事とか……。こう言うのを統計的に調べたら面白い事が分かるのかも知れません。
同じ日に似たような事故が起こるのも珍しくない中、またしても条件の似ている事故が続けて起こりました。ただの偶然ではあるのでしょうけれど……。
ひとつ目の事故はこちら。
6月11日(※執筆時)午前10時ごろ、埼玉県の麦畑にスカイダイビングをしていた横浜市の男性会社員が不時着し、心肺停止状態で病院に搬送されました。男性は約4時間後に死亡が確認されたとの事です。
県警によると、男性は上空3800メートルの飛行機から飛び降り、1800メートル地点でパラシュートを開いたそうです。
しかし、その後手足がだらりと垂れ下がった状態で、インストラクターの無線にも応答しないまま麦畑に不時着。落下中に意識を失ったとみられると言う話です。
男性に骨折など目立った外傷はなく、同署では病死の可能性があるとみて、司法解剖して死因を調べる方針です。
男性は同県の「東京スカイダイビングクラブ」のスクール生。午前10時すぎ、現場近くの荒川河川敷にあるホンダエアポートから、他のスクール生らと一緒に飛行機に搭乗、単独で降下しました。
男性はこの日が3回目のスカイダイビングで、男性インストラクターの指導を受けていたと言います。
パラシュートは開いているようなので落下中に男性が突然体調不良になったようです。ダイビングスクール側に直接的は落ち度はないでしょうね。
この男性は落下しながら意識を失うこの結果にどんな想いを抱いた事でしょう。まだ46歳ですし、きっとやりたい事もやり遂げたい事もあったでしょう。家庭も持っていたらやりきれないでしょうね。死は時と場所を選ばない、肝に銘じたいと思います。どうかご冥福を。
次の事故はこちら。
6月11日(※執筆時)午後0時40分ごろ、千葉県の利根川で、「岸から20メートルくらいの所でパラグライダーが落下し、男性がおぼれている」と119番がありました。男性は救助されましたが、搬送先の病院で間もなく死亡したと言う事です。
県警香取署によると、死亡したのは同県栄町の山本さん。同署は墜落の詳しい原因を調べているそうです。
同署などによると、山本さんはエンジン付きのモーターパラグライダーを使用。飛行開始から約10分後、風を受ける布の部分が開かなくなり、墜落したと言います。
現場は千葉、茨城県境を流れる利根川の千葉側河川敷付近で、愛好家らが草を刈るなどして飛べるようにしていました。天候は晴れで、風も穏やかだったそうです。
こちらもまた空の事故です。パラグライダーって気軽に空を飛べて愛好家も多いようですが、一度事故を起こすとその結果は結構悲惨だと言う話をコメントで見かけました。だからその後助かっても、半身不随とかになるならこの事故のように死亡した方が後の影響も少ないと言う話もありました。
空は穏やかに見えても、目に見えない何かが渦巻いているものなのかも知れません。この2つの事故に直接的な関連はありませんけど、何かを感じた午後の昼下がりでした。
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