あ、ごめん、間違えたわ

 梅雨に入ったものの、地元は今のところ空梅雨です。どーしたものでしょうか。梅雨なんですからせめて3日に一回はお湿りが欲しいところなんですが。

 6月下旬以降はドーン! と景気良く豪快に雨が降って欲しいと思います。そうしないとダムが干上がってしまいますので……。もう取水制限の日々は味わいたくない……(遠い目)。


 で、話はくるりと裏返りますが、昔からよく言う言葉に『ごめんで済んだら警察はいらない』と言うのがあるじゃないですか。

 でも警察がミスをしたらごめんで済まされるんですよね。うーんこの……。


 警察官の皆さんも日々お仕事を頑張っているとは思うのですけど、だからと言って完璧ではありません。たまにはミスもしますし不祥事も起こします。

 そう言うマイナス面を見ただけですぐに警察を非難する人もいますけど、何かが起こった時に頼りになるのはやっぱりおまわりさんですし、何かあるとすぐに警察アレルギーを発症してしまうのはやはり行き過ぎだとは思うのですよね。


 そう、たとえこんな事があったとしても――。


 6月11日(※執筆時)兵庫県警葺合署ふきあいしょははさみを持っていた同県の会社員男性を銃刀法違反容疑で誤認逮捕したと発表しました。はさみの刃の長さが法令で認められる範囲内だった為、釈放したそうです。


 同署によると、10日午後11時45分ごろ、神戸市中央区で不審な乗用車を署員が発見。車内からはさみが見つかり、刃の長さが約7センチだった事から、乗っていた男性を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。


 しかしその後、銃刀法の規定で違反になるのは、はさみの刃の長さが8センチを超える場合だった事に気付き、測定し直すと約7.5センチしかありませんでした。

 ナイフの場合は刃の長さが6センチを超えると違反になる為、署員が勘違いしたと言う事です。


 同署は男性に謝罪し、約1時間20分後に釈放した。真鍋克巳副署長は「署員の認識不足で申し訳ない。今後、指導を徹底する」と陳謝しているそうです。


 如何にも杓子定規な行動で、こう言うところは公務員らしいですよね。法律で決まっているからその基準を満たしていなければ逮捕は出来ないと。うんまぁ確かにそれはそうです。何も間違ってはいません。


 でもたとえ基準に達していなくてもその気になれば人を深く傷つける事は出来ます。問題は道具でなくてそれを利用する人次第ではないかと思うんですよね。

 包丁を持ち歩く人が全員悪人ではないように、せめてその人を見て判断して欲しいと思うんです。この誤認逮捕された人は不審者扱いされていたようですが(汗)。


 とは言え、警察の不審者判断も中にはいい加減な人がいますからね。ああ言うのってマニュアル化されているんでしょうか? 人相や行動が不審者っぽい善人ばかりを疑って、本当の悪人を取り逃がしているようじゃあ本末転倒です。

 見るからに怪しい人は見た目で誤解されやすいからこそ、よっぽどの事がない限り悪い事はしないものですよ……多分。


 基本的に警察は事件が起こらない限りは動けません。予防しようと思えばこう言う勇み足的な事もしてしまうでしょう。ならばせめて署内でルールを決めて、間違いが起こりにくいような行動をして欲しいと思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る