タケノコ採りも命がけ

 そろそろ春の味覚の旬は過ぎようとしていますけど(※執筆時)、西日本ではもうスイカが出回っていたりもしますけど、皆さんは春の味覚では何がお好きですか?


 私は春に出回る山菜等の春の味覚は概ね苦手なんですよね。土筆もゼンマイも蕨も菜の花もふきのとう――とかは味の印象がないな。食べた事ない気もする。あ、春に出回る言えばいちごは好きだわ。フルーツを除いてはあんまり得意じゃないです。

 春に出回ると言うだけで一年中見られる春タマネギとかは好きですよ。


 で、春の味覚の代表とも言えるタケノコなんですけど、正直ぶっちゃけリアルガチであんまり好きじゃあありません。筍を使った食材で好きなのはメンマくらいのものです。メンマ美味しいよメンマ。


 けれど一般的にタケノコって結構好きな方も多いんですよね。と、言う事は私は美味しいタケノコ及びタケノコ料理を知らないだけなのかも知れません。本物を知れば態度は180度変わってタケノコ大好きになる可能性はあります。


 そんなタケノコは山に生えるものです。当然ですね。そうしてシーズンでもある春にもなれば好きな方々がこぞってたけのこ狩りに出かける訳です。それで生計を立てている人もいらっしゃいますよね。


 今回はそんなタケノコ狩りで起きた悲惨な出来事のお話を。


 5月27日(※執筆時)の昼過ぎ、秋田県の山中で、女性が倒れていると県警仙北署に通報がありました。署員らが駆け付けたところ、同市の大石さんが倒れており、その場で死亡が確認されました。頭部の傷や現場の状況から、同署はクマに襲われた可能性が高いとみています。


 同署によると、大石さんは早朝から、友人と2人でタケノコ採りをしていたそうです。先に山を出た友人が、大石さんが戻らない事を心配し、知人の男性に連絡。男性と一緒に山中を捜し、倒れている大石さんを発見したとの事です。 


 クマだとはっきり断言は出来ませんが、状況から見て彼女はそのような山の主に襲われたみたいですね。これは本当に残念な事だと思います。

 折角2人で山に行ったのだから帰りも2人で帰るようにしていれば、もしかしたら防げていたかも知れません。クマは臆病な動物らしいので、もしこの人を襲ったのが推測通りクマなのだとしたら人が2人いる事で警戒して近寄らなかったのかも知れません。


 タケノコ採りって結構楽しいものだそうですね。そこで夢中になって普段なら入ってはいけないエリアまで立ち入ってしまったのでしょうか? 自然は生き物なのでいつもは安全な場所でもその日も安全だとは言えない事もあるでしょうし、その認識が薄かったのかも知れませんね。

 最初からひとりで山に入ったならともかく、複数で入っていたのですから、いくら慣れた山でも油断してはいけなかったと思います。


 クマのいる山は豊かな山の象徴です。だからきっとタケノコも多く生えていたのだと思います。つまり豊かな山だからこそ危険と隣り合わせと言う事。山に入る人はこの事をどうか忘れないでいて欲しいでものすね。

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