あれから3年……
このエッセイっていつも前置きが長いので、たまには素早く本題に入りたいと思います。
3年前、あるひとつの事故がありました。お隣の国で起こったその事故は、最初単なる小さな海難事故と思われていました。
しかし、その国の事故対応があまりにもお粗末だった為に、小さな海難事故は未曾有の海難事故となってしまったのです。
そう、その事故とはセウォル号沈没事故。結局船は多くの乗客を残したまま沈んでしまい、テレビでは連日その事を報道していました。えっと、ここ日本ですよね?って言うくらいしつこく報道されました。事故の犠牲者の遺族が体育館に集まって生活するその姿は……まるで震災で家を失った被災者のようでした。
政府が海外からの船の引き上げの打診を拒否したり、事故発生当時の大統領の空白の7時間も話題になりましたね。後、セウォル号が元々は日本の船だったとか、魔改造していたとか、過積載状態だったとか、体育館で過ごしてもらうのは申し訳ないと遺族の為の仮設住宅も作られたとか……色々と様々な話題を提供してくれました。
そんなセウォル号ですが、今まで沈んだ船の引き上げは何度か検討はされるものの、実行には至っていませんでした。で、最近ようやく引き上げが始められたようなのです。
3月22日(※執筆時)午後9時前から、本格な引き揚げ作業が開始され、ワイヤ66本などを使い、水深44メートルの海底で横倒しになっていた全長150メートルの船体を平衡を保ちながら徐々に引き揚げたそうです。
23日午前10時現在、船体は海底から24・4メートルの位置まで浮上し、右舷側の全体が海面に現れました。
沈没から約3年を経た船体はさび付き、ところどころに亀裂が見られたそうです。現場海域近くでは、犠牲者の家族らが船上から作業を見守っているとの事。
今後は、まずバージ船に搭載できる海面から13メートルの高さまで船体を引き揚げ、搭載後、約100キロ離れた南西部の木浦港まで20時間余りかけて運ぶ予定なのだとか。
引き上げは中国の業者が担当していたんだったかな? 少しでもミスしたらまた色々言われるだろうに、大変な仕事を引き受けたなあと感心します。とは言え、韓国も中国には頭が上がらないからその点は大丈夫でしょうか。
確か、沈没した時にすぐに引き上げられなかったのは色々条件が厳しかったからって話を目にした事がありますけど、今回の引き上げ情報でトラブルが起きたと言う話は今のところ聞こえてきません。
これってやってみたらうまく行ったのか、それとも綿密な計画を立てて、やっとめどが付いたから引き上げを開始したのか、どうなんでしょう? 真相は分かりません。
引き上げる一番の理由はご遺体の回収だとは思いますけど、時間も経ち過ぎていますし、ご遺体が残っている方が少ない気もします。出来るだけ多くのご遺体が遺族の元に帰られます事を願っています。
これでやっとこの事故も終わる事が出来るんですね。韓国の問題点が浮き彫りになった事故でしたが、今後はどうかこの教訓が少しでも生かされますように。
そんな韓国ですが、新しい大統領、誰になるのでしょう。候補者全員が日韓合意に反対の姿勢のようですが。誰に決まっても条約を破棄する気満々です。お国柄ですね。いやはや。
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