ハハッ!

 ハッキリ言って今日のネタはかなり危険なのですが、でもまぁネットニュースで紹介されていたくらいですし、ここで多少過激な事を書いても多分大丈夫だとは思います。だから一切伏せ字なしで書いていきますよ!音声加工もなしです!ノーカット!無修正!悪いようにはしませんぜ旦那~。


 と言う訳でですね、一体どう言う事を書こうとしているんだと言う話ですが、タイトルで察してください。そうです、あの総合エンターティメント巨大企業であるところのディズニーの話題なのです。


 ディズニーと言えばディズニーランドにディズニー映画、テレビ番組と、日本でも超有名な企業ですが、それと同じくらい権利に厳しい事でも知られていますよね。それはもう都市伝説レベルで。

 世間のイメージ上のディズニーの権利に執着する姿は、あの悪名高いジャスラックと肩を並べる程です。勿論誇張されている部分も大きいとは思いますけどね。権利に厳しいと言えば小学館も中々なのですが、本題から離れるのでここでは語りません。


 そんなディズニーですが、自社の作品の権利には厳しくても他者の権利はあまり尊重していない部分が見え隠れしていますよね。ディズニー自体は否定していますけど、ライオンキングやアトランティスなど、どこかで見た事のある作品ととてもよく似ていて、それも過去に話題となりました。


 個人的にはディズニーって白雪姫やピーターパン、ピノキオ等、他にも沢山原作モノをディズニーアレンジで出しているのだから、そのままディズニー版ジャングル大帝とかディズニー版ナディアってタイトルで作っても良かったのにって思うんですけどね。そう言うのはあかんのでしょうか? 権利が生きている内は出来ないのかな?

 元ネタが日本のアニメだと言うのがディズニー的に許せないとか?


 アメコミではそう言うのをやってるんですけどね。もしかして知らない人もいるでしょうか? ベイマックスですよ。アレ、元ネタはアメコミで、向こうでの映画のタイトルはアメコミと同じタイトルなんですよ。ビックヒーローシックスって言います。ディズニーらしくストーリーは大幅に改変されていますが。

 ベイマックスの場合は元ネタがマイナーとは言え自国作品だから改変したとは言え、オリジナルって言えなかったのでしょう。などと邪推したりして……(汗)。


 そんな改変大好きなディズニー作品ですが、去年(※執筆時)も大ヒットを飛ばした作品がありましたね。そう、人種差別などの問題を動物に託した擬人化アニメ映画『ズートピア』です。作品の質を評価されてアカデミー賞のアニメ部門も受賞しました。とてもいい作品です。見ていない人は見るよろしヨ。


 先日、そんなズートピアに盗作騒動が巻き起こりました。アイディアを盗まれたと訴えたのは、ゲイリー・ゴールドマン氏。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『トータル・リコール』やトム・クルーズ主演の『マイノリティ・リポート』の脚本や製作などを担当した人です。そうです、かなりの大物なんです。


 同氏によると、ディズニーはテーマや設定、構想、キャラクター、台詞、タイトルを、時には「そっくりそのまま」、同氏が2000年と2009年にディズニーに売り込んだ「ズートピア」のコンセプトから盗んだと主張しているそうです。


 ゴールドマン氏の弁護士によると、同氏は、ディズニーの理不尽で意図的な、悪意に基づいた違法行為に対し、損害賠償などを求めているとるのだとか。う~ん、これはかなりおかんむりな御様子。


 この手の訴えってどこの馬の骨とも分からないような人が訴える場合も多いのですが、ここまで有名な人が訴えると言う事はきっと勝算もあっての事なのでしょう。既に有名な以上、売名する必要もないですからね。つまり、氏の言葉には信憑性もありそうだと言う事です。


 訴えられたディズニー側は、ゴールドマン氏の主張は明らかに虚偽と反論。成功した作品に対する権利を主張する無節操な試みとして法廷で断固として戦うと声明を出しています。そりゃそうですよね。受け入れられるはずがないですよね。


 しかし、しかしだ諸君!ディズニーのこれまでの所業を考えると、どちらの言葉に信憑性があるか……ディズニーならそう言う事もしていそうって雰囲気はある気がしますよね。ゴールドマン氏だって証拠もなくディズニーを訴えるなんて無謀な事はしないはずです。


 裁判の焦点は彼のアイディアが本当にディズニーに伝えられたのか、そしてその主張通りにそのまま採用されたのかと言うところにある気がします。とは言え、これはアメリカの裁判ですし、勝敗の行方は結局どちらが有能な弁護士を雇えるかどうかにかかっているような気も……(汗)。


 映画が公開されてすぐに訴えず、何故今頃訴えたのか……それは多分、映画がどれ程ヒットするか、それを見極めていたのではないでしょうか。そう言う計算高さがないとあの世界で生き抜くのはのは難しいのでしょう。と、勝手に想像しております。


 ディズニーと言えば夢の国のイメージがあるので余りこう言うところで争って欲しくはないのですが、夢の裏側にはこう言う部分もあるんだと言う教訓にでもなればいいのかな……。実際もしこの裁判で負けたとしても、ディズニーの完成されたイメージが崩れる事はないでしょう。


 ディズニーと言えば、アナ雪の続編の制作が決定したそうです。あの作品、一作で綺麗に終わっていたので、蛇足的な前作人気にあやかっただけの続編になりそうで不安なところがあります。

 ただ、そこはディズニーなのでしっかり面白い作品に仕上げては来るのでしょうね。

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