七夕の夜 【夢】

枯れた笹の葉、風に揺れ

幼き頃に吊るした短冊 ゆらゆらり

あの時 書いた願い事

叶うことなく終わったけれど

あの時 感じた心だけは

今もずっと続いてる

幸せはずっと 続いてる……


何も知らない無垢な笑顔

いつから人は陰を知る

太陽だけでは生きられない

人には夜も必要だから

離れるあなたに寄り添うわたし

遠い星のベガとアルタイルのようで

交わることなく 青い空に消えていく

単純な願い事

きっと永遠に叶わない

分かっていた理不尽な道理

わたしは簡単に受け入れる


忘れ去られる幼い頃の夢

新たに生まれる今の夢

どちらも大切で大切だから

わたしは夢を見続ける


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