本文もふざけてなきゃあダメらしいっすよぅ?
ぶっちゃけ怪奇文のがウケルっておもうんすけどぉ?
だってさぁ、どこの馬の骨だかもわっかんないアマチュア様がド真面目な顔で書き殴ったお堅い文なんてありきたりじゃあない? そんなんモンをずぅぅっと何千字何万字見るよりさ、ちゃあんと金払ってプロの作家が書いた小説に時間をかけた方がよっぽど有意義、なんじゃねぇ? サイテーゲンでも世の中の普通な読書家サンらはそうしてると思うんですけど。つーか、大体そうでなくったってネット小説を読書だなんて言い張ってる層を考えてみれば? ボクの独断と偏見混じっててもほっとんどがおっぱいとかそういう単語に過剰反応する中・高校生とか、いい歳して二次元美少女にニヤニヤしてる大きなオトモダチ、とかじゃあないの? こういうサイト発の出版物みりゃイッチ目リョーゼン、普通の本だけ読んでる人をタイショーにしてるとか言えないでしょ、絶対。わっけわかんない脳死タイトルに、童貞クンを前屈みにさせるカッコとポーズした美少女の表紙。ボクが知ってる本屋じゃそーいうの全部店舗の端っこに忍ばされてるよ。まぁ、つまり元々マニア、一部のフェチしか受け入れねージャンルなんだし、今更本文がブっ飛んでてもオリジナリティーってのになるんじゃないのぉ?
……いい加減、死にたくなってきたから止めるよ。とはいえ上記の文は、ま、かなり特殊なグループに入るんじゃないかな? 少なくとも僕はこんな風に頭の悪い言語で統一された小説、今までに一つしか見たことないよ。つまりは立派な個性になり得るってことだね。多分、だからといって超絶日常言語で小説を書くなんて嫌だ! って人が大半だろうけど。書き手に限らず、読者側でもさっきの文章でかなりのブラウザバック、あるいはタブ閉じに走った人が多くなる筈だ。それくらい突飛なものは嫌われやすい。……でも、ぶっちゃけた話、声を挙げて「俺はこの作品が嫌いだ!」って言われるくらい味がないと、誰にも好かれることなんてないんだよね。
前回でも言ってたけど、小説が読ませる条件の一つには「分かりやすさ」っていうのが重要になる。わざわざ括弧つきで示したように「分かりやすさ」は単にストーリーがどうとかいう話じゃないんだ。一言で言えばコメントの付け易さ、褒め所が誰でも一瞬で分かるような文章のことなんだよ。本文が滅茶苦茶な軽い文、なのにちゃんとラブコメしたり異世界転生してたりしたら、もうはっきりとある感想がいえるよね?「ふざけた文なのにストーリーきちんとしててワロス」要するにそういう、指摘するべき点が明確であればあるほど評価しやすいから、結果としてレビューやブクマ、お気に入り登録も増えやすくなるんだよ。
それでもストーリーで勝負したい! と言いたい人もいると思う。……でも、現時点のネット小説投稿サイトを鑑みれば、それは酷く非効率で虚しい方法だと言わざるを得ないと思うよ。だって、ここでは一切のお金がかからない。つまり作品に対して一円たりとも投資していないから、途中で読むのをやめたところで読了できなかった後味の悪さを感じることもない。無料で手軽な代わりに、読者には作品に対して何の責任も発生しないんだ。タイトルの斜め読み程度なら可愛いものだよ。冒頭三行を見て「なんとなく良さそう」じゃなかったら切る、なんて日常茶飯事。君達は一体どれだけ、レビューもブクマも0件の作品を閲覧したことがあるんだい? 無料のネット小説界はこういう無責任な人でいっぱいだと思うよ。そもそも、ストーリーの良し悪しにまで言及されるのが困難極まるこの場所において、まず先に内容がどうこうで読まれないと説くほうが頭悪い。それが許されるのは宣伝に手を尽くした人だけ、あるいはスタートダッシュで運良く頭のいい読書家の固定ファンを得られた人だけだ。まだ作品を読んでもらう対象があやふやなのに「読まれない、なんで?」と頭を抱えることは、世間知らずのいい手本でしかないよ。
某槙島さんが言っていた。「愛の反対は憎悪ではなく、無関心だ」憎まれもしない無味乾燥な作品は愛されることだってないんだ。たかが一般人の身で抱いたプライドなんて捨てて、毒に溢れた文を書いてみたらどうだい?
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