3分あれば読み終わるので是非!こういうトリック(と言うのか?)を使った推理小説を読んでみたいと思いました。これに気付く探偵なり刑事が居たら、それはそれで強烈なキャラになるんだろうな。そう思いました。短編にはMAX2つが信条なんですが、作者のセンスの良さに3つ付けました。
推理小説でつきものの「密室」での事件。鍵もかけられ扉も開かず、どう足掻こうと内部には決して入らない状況の中で命を落とす、不可解な事件です……が、それを全く別の側の視点から描いたのがこの作品。確かにこれなら手軽に密室は作れそうですね……ただし、内容上こちらからのお勧めは出来ないですが……。
自分で密室させる方法ですね。密室だと昔読んだ本で犯人が格闘家で壁越に発勁でうちころす作品がいまだにインパクトもありましたね。
密室トリックのパロディギャグ短編。本格推理って、ロジックありきだから、結構登場人物が人間的な動きはしない(しちゃいけない)んですよね。だから、人間的に動くと、こうなる(笑)。現実は、むしろこっちに近いのかもしれない。
はて、完璧な密室の作り方とはと楽しみに思いながら手に取らせていただきました。僕はこういう星新一的な再現性の無いコメディミステリーも大好きです。