第105話 ディミトリの調査-シィム


「それで構いません! お願いいたします!」

 パンダの提示した案に、シィムは一も二もなく飛びついた。


 オリヴィアとの取引から二日後。

 改めて交渉のためにシィムを宿屋に招き、内容を説明した。


「本当に隊長の……ラトリア・ゴードの暴走を止める薬が作れるのですか!?」

「ええ。作り手は明かせないけど、腕は保証するわ。継続した治療が必要になるだろうけど、それもサポートするって快諾してくれたわ」

「あ、ありがとうございます! 本当に、なんとお礼を言っていいか……!」


 目に涙を溜めながら頭を下げるシィム。

 彼女自身も望み薄だと考えていただけに、思わぬ吉報に歓喜した。


「そ、それでその薬はいつ頃完成予定なのでしょうか。催促するわけではありませんが、ラトリア・ゴードは現在指名手配を受けています。あまり時間は……」

「それなんだけど、少し困ったことになってて。その薬を作るのに必要な材料がこれなんだけど……集めるのをあなたにも協力してほしいんだけど、いいかしら」

「もちろんです。ラトリア隊長のためなら、どんなものでも――」


 そう強く意気込むシィムではあったが……パンダが差し出したメモの内容を確認し、最後の項目で言葉を詰まらせた。


「…………の、濃度五〇〇以上の、未加工の魔石……ですか」

「困っちゃうわよねほんと」

「……これが、どうしても必要なんですか?」

「誓って、あなたを騙してお金を稼ごうなんて考えてないわ。本当に必要らしいの」

「そ、そんなことは決して思っていません! しかし、これは……」


 シィムは改めてメモを凝視した。

 読み違えであってほしいと願い確認するが、無慈悲にも同じ内容が記されているだけだった。


「他の素材に関してはこっちで集められると思う。ただ、その魔石だけほんとに困ってて。あなたルドワイアの騎士さんなんでしょ? なんとかならない?」

「……軍には、沢山あると思います。しかし個人が持ち出せるようなものでは……。買おうとしても、一つ買うだけで数百万ゴールドは必要です。私の全財産をはたいても……おそらく……」

「ルドワイアの騎士ともなればそれなりの給金があるんじゃないのか?」

「私は騎士に成りたてですので、そこまでの蓄えはありません。他に心当たりといえば……」


 真っ先に思いつくのは、シィムの上司であるキース・リトルフ評議員だ。

 彼ならば魔石の一つや二つ用意することなど容易いだろう。

 ラトリアの知己ということもあり、シィムとも面識がある。


 ……が、彼はラトリアの一件に関しては、ラトリアの討伐に賛成の意を示している。

 こんな高価な魔石を事情も聞かずに譲ってくれるような人物ではない。そして事情を話せば、おそらく彼は反対するだろう。

 彼を頼るのは難しいと思えた。

 とすれば、シィムに思い当たる候補はあと一人しかいなかった。


「……マーガレット評議員なら……」


 マーガレット・エルメス。

 キース・リトルフ評議員と古くからのライバル関係にあり、三人ものエルダークラスの騎士を半私兵化する形で抱える大富豪だ。


 だが、彼女はキース以上に望み薄だろうとシィムは予想した。

 マーガレットはキースへの対抗心だけで、キースが推薦したラトリアのエルダー昇格に難癖をつけ、彼女の部隊に問題児を送り付けるよう計らうような悪辣な女だ。

 ラトリアと初めて会った時など、初対面にも関わらずキツく当たり、彼女の過去を非難した。

 そんなラトリアが信頼を置く部下という理由だけで、シィムもまたマーガレットから非常識とも思えるほど無礼な扱いを受けたことがある。


 マーガレットなら濃度五〇〇と言わず八〇〇でも九〇〇でも、およそ個人が持つには過ぎた価値の魔石を多数所持していてもおかしくない。

 もしシィムが彼女の足元にひれ伏し懇願すれば、あの女はもしかしたら気をよくしてシィムの頭上に魔石をバラ撒いてくれるかもしれないが……できれば最後の手段に取っておきたかった。


「……心当たりはあります。譲ってもらえるとは思えませんが、ラトリア隊長のためです。一度当たってみます」

「そうしてもらえると助かるわ。こっちでも何か情報を掴んだら入手を試みてみるから」

「ありがとうございます。お願いいたします。……それで、報酬の件なのですが」

「それについては変更なしよ。あなたは灰色の魔人に接触して、その魔人にメッセージを届けてちょうだい。メッセージの内容は、薬が出来たら一緒に教えるわ」

「本当にそんなことでいいんですか?」


 シィムはまだ半信半疑といった感じでパンダの様子を窺っていた。

 売れば一財産築ける高価な魔石を素材として薬を作るのだ、報酬はそれに見合うものでなければおかしい。

 しかしシィムには金銭の要求はされておらず、灰色の魔人への伝言を一つ頼まれてほしいだけというのは、あまりに割に合っていないように思えた。


「そんなこと、なんて認識ではやってほしくないわね。言っておくけど言い訳は聞かないわよ? 『ラトリアの討伐部隊に配属されませんでした。だから灰色の魔人の対応を命令されることもありませんでした。だから灰色の魔人と接触する機会はありませんでした』なんてやめてよ?」

「そ、それはもちろん……!」


「あなたはそうなるように自分から動かないといけないのよ。自分から討伐部隊に志願するくらいじゃないと。そして命令を待つだけじゃなく自分で灰色の魔人の情報を集めて、何なら軍よりも先に発見するくらいの方がいい。灰色の魔人に接触する際も、伝言を伝える前にあっさり殺されないようにしなきゃ。それだって命がけなんだから、大変な仕事よ」

「……」


「そしていざとなれば、命令違反をしてでも、軍を裏切ってでも、たった一人ででも、灰色の魔人に接触してもらう。それだけの覚悟はあるのよね?」


 パンダの言葉を受けて、シィムも自身の認識が甘かったことを知った。

 確かに、ただ灰色の魔人と接触してくれ、という話であればそれほど難しくはないかもしれない。

 だがという条件が付くのであれば、今後どのような展開になろうともシィムは自分の力で接触の機会を作らなければならない。


 別の作戦行動中に灰色の魔人の目撃情報があれば、作戦を放棄してでも向かうべきだし、仮に灰色の魔人が別の部隊に攻撃され討伐されそうな場合は、むしろ灰色の魔人を護る必要があるかもしれない。

 そもそも別の部隊に配属される前に居場所を特定できたなら、シィムはあの恐ろしい魔人にたった一人で接触を試みなければならない。


 命令違反をする。軍を裏切る。単独で接触する。

 パンダが語ったいずれのケースも、決して低くない確率で実現することだ。それらの行動の責任をシィムは自分一人で背負わなくてはならない。


「……はい。その覚悟はあります」


 だがシィムは力強く頷いた。

 ラトリアのためであれば、それくらいのリスクは背負えて当然だと自分に言い聞かすように、シィムはパンダの取引に応じた。






 パンダとの取引を終え、シィムは宿屋から出た。

「……灰色の魔人」

 シィムは背後の宿屋へ振り返り、パンダが宿泊している部屋の窓を見つめた。


 何故パンダがこれほどまでに灰色の魔人に拘るのかは不明だ。

 どんな関係があるのかは知る由もないが、あれほど強力な魔人と勇者パーティにどんな関わりがあるかと考えてみても、それほど多くの可能性は思いつかない。

 それこそ一度戦闘になったとか、昔討伐任務に当たったことがあるとか、そういった発想しかシィムには浮かばない。

 そうであれば、言伝を頼みたいという依頼も奇妙と思える。


「……いえ、詮索はよしましょう」

 シィムは頭を振ってパンダへの疑念を意識的に消し去った。

 もはや他に縋れる人もなく、ルドワイア帝国はむしろラトリアの敵に回った。

 藁にも縋る思いで勇者ホークに依頼を持ち掛けたが、それも冷たく突き放されたシィムに唯一手を差し伸べてくれたのがパンダだ。


 本来であれば多額の報酬を要求されても仕方のない依頼。それをパンダは、たった一つの頼み事と引き換えに受けてくれた。

 ならばその願いだけは、何の疑念もなく達成してみせることこそが、パンダへの礼儀というものだ。


 そう気持ちを切り替えてシィムが歩き出そうとしたそのとき。


「あら? ひょっとしてシィム・グラッセルさんとちゃいますか?」


 不意に声をかけられた。

 振り返ると、そこには二人の男女が立っていた。

 一人一つずつタコ焼きを手に持ち、食べながらシィムに歩み寄ってくるその姿に、シィムも見覚えがあった。


「あなたは……ディミトリさん!?」


 ラトリアと同じくエルダークラスに数えられる、人類最強の戦力の一人。

 直接言葉を交わしたことはないが、ルドワイア帝国騎士団として当然顔と名前は知っていた。


「いやぁこんなところでお会いするなんて奇遇ですなあ」

「初めましてグラッセルさん。私、ミサキ・ケインヒールと申します」

「お初にお目にかかります。シィム・グラッセルであります」

「ああもうそんな堅っ苦しい言い方せんといてください。同じルドワイアの騎士やないですか」

「しかし……あなたはエルダークラスの」

「いやいやそんなんもう気にせんとってください。ワシなんてエルダー言うたかて所詮は頭脳仕事がメインですから。実力的にはそれこそラトリアの方が上ですわ」


 ピリ、と一気に場の空気が張りつめた。

 いきなりラトリアの名が出たことでシィムの目の色が変わる。それを見て取ったミサキが慌ててディミトリの腕を叩いた。


「ちょ、ちょっとディミトリさん……」

「あ、そういえばお聞きになられました? ラトリア・ゴードの討伐部隊が正式に決まりそうなんですって。いやぁさすがにエルダークラスの実力者を討伐するんですから選ぶのも時間かかるんでしょうなあ」

「ディミトリさんッ!」


 ペシン、と音がなるほど強く腕を叩くミサキ。

 なんやねんと不機嫌そうな顔をするディミトリに、小さく顎で合図を送るミサキ。

 見ると、シィムが沈鬱な表情で地面を見つめていた。

 ラトリアの討伐という事実への悲しみと、そんなことを無神経にシィムの前で口にするディミトリへ少なからず抱く怒りの感情が窺えた。


「申し訳ありませんグラッセルさん。この人は本当にデリカシーのない人で……」

「単なる世間話のつもりやったんやけどなあ」

「……お気になさらず。では私はこれで」

「ああちょお待ってください。せっかくなんでシィムさんにもお聞きしたいことがあったんですわ」

「……私で力になれることでしたら」


 見るからに乗り気ではないシィムの雰囲気もどこ吹く風と、ディミトリは懐からメモを取り出しパラパラとめくった。


「今ワシらはセドガニアの一件を調査しとるんですけどね? いやぁほんまけったいな事件ですわこれは。おかしなことが起こり過ぎとるんですわ。で、シィムさんにもお聞きしたいんですけど、ラトリア・ゴードってなんか最近おかしな点とかありませんでした?」

「……おかしな、と言いますと?」

「いやほら、軍に不満を持ってたとか、誰かと内通してるような動きがあったとか。なんでもええんです。聞くと、ラトリアの部隊ってならず者みたいな問題児が集められとったそうやないですか」

「……あなたを除いて、と聞いております」


 ミサキが額の冷や汗を拭きながらフォローを入れる。

 だがそれに関しては別にシィムは気にしなかった。もとから周知の事実だし、シィム自身も強く憤慨していたことだ。今更隠す気もないし、無論かつて同じ部隊だった彼らの名誉を守ろうという気も少しも起きなかった。


「確かにそういう事実はありますが、そのこととラトリア隊長の件は無関係です。隊長に不審な動きは一切ありませんでした。隊長とは私が誰よりも長く一緒にいたので、それは保証いたします」

「そうでっかあ……ほんなら急に心変わりしたってことですかね? 変やなあ。洗脳でもされたんやろか」

「――ッ! わ、私はそう考えています!」


 咄嗟にシィムが言った。

 シィムはあの事件でおそらく唯一、スノウビィの脅威を認識している生存者だ。

 証拠こそないものの、シィムは十中八九あの魔人が絡んでいると考えていた。


「ほう、と言いますと?」

「私たちの部隊があの事件の数日前、セドガニア南方の森で謎の魔人と遭遇したんです。その魔人の力は計り知れず、部隊も全滅しました。もしラトリア隊長が何者かに洗脳を受けたのだとすれば、それはあの魔人しかいないと私は考えています」

「……そんな話聞いてへんぞ。詳しく教えてもらえますか?」

「は、はい!」




 シィムはディミトリに経緯を話した。

 この話は既にキース・リトルフ評議員に報告済みだが、彼は取り合ってくれなかった。

 正確にはシィムの言葉を信じないというよりは、仮にスノウビィという魔人が関わっていたとしてもラトリアの罪は軽くならないという言い方ではあったが。


 そんなシィムの話をディミトリは興味深そうに聞き入った。

 自分の考えが誰かに受け止められている。それだけでシィムはいくらか救われる気持ちだった。


「――そんなん絶対あの一件に関わってますやん」

「あ、あなたもそう思われますか!?」

「当たり前ですがな。怪しすぎるやんその魔人。なんでこんな重要な証言をこっちに回してこんかなあ……。いやね? ワシもずっと疑問やったんですわ。エルダークラスの騎士が出張ってって盗賊団のアジト一つ制圧できんってどういうことやねんって」

「そ、そうなんです! ラトリア隊長は決してヴェノム盗賊団に後れを取るような人ではありません! そんなことが出来るのは、あの謎の魔人しかいないはずなんです!」


「ワシもあの事件には絶対ヴェノム盗賊団以外の第三勢力が関わってたって思っとったんですわ。シィムさんのお陰で謎が一つ解けそうですわ。……ところでついでにもう一つお聞きしたいんですけど、シィムさんって黒魔術にはお詳しいですかね?」

「魔術、ですか。一応私は黒魔導士ですが、魔術は黒魔法を学術の世界に落とし込んだ分野で、私の専門外です」


「うーん、まあそれでも結構ですわ。『他人が書いた魔術式を上書きする』ことってできたりしますかね?」

「まあ……可能だとは思いますよ。誰が式を書いたかはさほど意味がないはずです」

「なるほどー。わっかりました! 貴重なお話をありがとうございます」

「いえ、お役にたてたなら幸いです」

「いやぁほんま助かりました。お時間取って申し訳ありませんでした」

「はい。それでは」


 一度礼をして踵を返し、そのまま立ち去ろうとしたその背に、


「――そや。ホークさんには依頼しはったんですか?」


 思いもがけない言葉が投げかけられた。

「なっ――!?」

 思わず足を止め振り返るシィム。

 心臓がどくんと大きく脈動するのを感じた。


 ルドワイアの騎士として、討伐対象のラトリアを救うために勇者に依頼するのはあまり褒められた行動ではない。

 それでなくともパンダとの取引内容は、今後の展開によっては軍そのものを裏切る可能性すらある危険なもの。

 他者に知られていいような内容ではない。


「な、何を言っているんですか……!?」

「いや、お話聞いた限りやと、ラトリア・ゴードの暴走の原因をスノウビィとかいう魔人による精神支配やと考えとるんですよね? せやったらホークさんの破魔の力で解除できるんとちゃいます?」

「……それは……分かりません」


 できない、と口走ってしまいそうになるのを咄嗟に抑えた。

 そんなことをシィムが知っているのはおかしい。


「あれ、ホークさんに訊きはれへんかったんですか? ここ、確か今ホークさんが滞在してる宿ですよね? そこから出てきはったから、てっきりそういう依頼を持ち掛けたんやと思ってましたけど」

「……知りません。この宿には、別件で」

「そうでっか……セドガニアの一件には現場で立ち会ったんですよね? せやったらホークさんの話も聞いとると思ってましたわ。近くに魔法を解除できる勇者がおるんやったら、真っ先に話を聞きに行きたいと思うんちゃうかなって考えたんやけど、勘違いやったみたいですわ」

「……」


 まるでシィムの思考をそのまま読み上げているかのような洞察力に驚嘆するしかなかった。

 この男はまさに一を見て十を知る知能の持ち主だ。

 これ以上この男と話すのは危険だとシィムは感じた。下手に喋れば、パンダとの取引自体が見抜かれかねない。


「では、私はこれで」

「え!? 帰るんでっか!?」

 急いで立ち去ろうとするシィムに再び声をかけるディミトリ。


「まだ何か?」

「なにか、っていや、だから……ここ、ホークさんが泊まってはる宿屋でっせ? 尋ねへんのですか?」

「…………今は、急用がありますので」

「そう……でっか? ラトリアの暴走を止める手がかりになるかもしれへん大事なことやと思うんやけど……すぐにでも話とか聞きたくならないもんですかね?」

「……」

「もう、ディミトリさん。事情は人それぞれなんですから」

「まあ……せやな。失礼しました。出過ぎたお節介でしたわ」

「……いえ、お気になさらず」


 それでは、と会釈して、シィムはそそくさとその場を去った。

 やがてその姿が人ごみに紛れて見えなくなると、ディミトリは納得いかない様子で腕を組んで嘆息した。


「なーんで隠すんやろなあ。ええやん別に。今は討伐対象とはいえ、元上官を助けたいって思うんは当たり前やと思うけどなあ」

「……え? ということは、グラッセルさんは本当にホークさんに依頼をしにこの宿屋に来ていたんですか?」

「そらそやろ。反応見てそれくらい分かるようにならんかい。大方、ワシが軍にいらん報告するとでも警戒したんかね。そんなんせえへんっちゅうねん」

「ディミトリさんは本当に、話せば話すほど相手に警戒されますからね……」

「なんでやねん! ワシほどフレンドリーな人間もそうそうおらへんぞ!」

「自覚がないのは本人だけなんですよね……はぁ……」


 見せつけるように肩を竦めてみせるミサキが気に喰わなかったのか、ディミトリは少し強めにチョップをかました。


「いたっ! 何するんですか!」

「うっさいボケ。ええから次や次。あと話聞かなあかんのは、えっと……そやそや、教会や。確かヴェノム盗賊団に捕まった神官がおるんやったな」

「はい。ホーク・ヴァーミリオンがアジトを襲撃した際に救出したとのことです。名前はパイ・ベイルですね」

「よっしゃ。じゃあ次はパイさんのとこ行くで」

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