設定
設定資料集_第三章終了時点
第三章終了時点で明らかになっている設定資料集です。
話数が増えて設定や世界観が把握しきれない方のために公開します。
多少未描写なものもあり、ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。
また、ここに書かれている内容は作者の都合で変更する可能性がありますのでご容赦ください。
二章終了時点の設定資料集で紹介した人物についても、三章で大きく情報が明かされた者は改めて設定を公開します。
◆人物設定
■スノウビィ
・性別 : 女
・年齢 : ?
・髪 : 白のセミロング
・身体的特徴 : 小柄な少女。身体年齢は15歳程度
右目に白の眼帯。
・レベル : SS-100
・所属 : 魔王
・職業 : 黒魔導士
氷系の魔法を好んで使うが、他にも様々な魔法を用いる。
・能力 :
・レベルドレイン
他者のレベルを吸収するスキル。
過去に発見例のない超希少なユニークスキル。
この能力を使いパンダから力を譲り受けた。
・魔眼(青)
左目。
視界に捉えたものの魔力に関するあらゆる情報を解析・把握できる目。
パンダと力が混ざってからは、彼女にも同様の魔眼が発現する。
・魔眼(紫)
右目。
元はパンダが持っていた魔眼だが、パンダから力を譲り受けた際に力が混じり、パンダの魔眼を宿す。
スノウビィはこの魔眼の能力を『オニキス・ゴースト』と呼んでおり、ムラマサも『オニキス』と呼んでいる。命名したのは四代目魔王フルーレ。
相手が『何をされたのか分からない』と、その効果を認識できない謎の能力。
ラトリアはこの能力を『時間を止める』能力だと予想したが、スノウビィはそれを否定。しかしムラマサは当たらずも遠からず、と評した。
四代目魔王の最大の切り札の一つ。
あまりにも強力なためフルーレ自身が興ざめしてしまうのでほとんど使用したことはなく、二年前の戦争で勇者パーティを返り討ちにしたときにすら使わなかった。
ムラマサを以てして「あの魔眼がある以上フルーレは倒せない」と言わしめる程。
スノウビィが魔王に即位した時点ではまだ使用不可能な能力だったが、とある事情により使えるようになった。
この魔眼を、初見で、かつ正面から攻略したのは後にも先にもスノウビィただ一人である。
・人物設定 :
五代目魔王を襲名した魔人。
魔王になるほどの魔人は以前から魔族の間で名が知れているものだが、スノウビィの存在はほとんどの者が知らなかった。
多くの混乱を生んだが、パンダから正式に魔王の座を継承しているため形式的には問題はない。
『力』に異常な執着を見せ、弱肉強食を絶対の理として信奉している。
その信条に則って、四天王を独断で選定。
内一人はその正体を明かさず、反抗的な意見は力でねじ伏せるという、永く護られてきた魔族のしきたりや常識を嘲笑うような暴挙を次々と強行する。
だが本人の立ち居振る舞いは極めて上品かつ丁寧。
常に微笑を湛え、基本的には慈悲深い。魔王でありながら配下たち、果ては人間にさえも敬語で話す。
言動や仕草は淑女そのもの。無邪気で考えなしなところは現在のパンダにも通じるところがある。
魔王即位初期の動きがあまりに苛烈で容赦がなかったため、臣下の魔人たちはスノウビィを凄まじい暴君と考えていたが、その認識も徐々に変わりつつある。
魔王に成りたての彼女に求めるのは酷だが、現状、四代目魔王ほどの絶対的なカリスマはなく、魔王としては至らない点が多くある。
現状はその全てを力のみで押さえつけている状況であり、意図せずマリーを四天王に選定してしまったという大失態もあり魔人たちからの評価は高くない。
・好きなもの
紅茶。
勝利。
力。戦闘力だけではなく、知力や資金力など、どんなものであれ力を持つ者へは敬意を持って接する。
強者が弱者を蹂躙する様が大好きだが、逆に弱者が強者を打倒するのを見るのも大好き。
・嫌いなもの
不自由。
敗北。極度の負けず嫌い。
ギャンブル。顔に出るタイプ。負けず嫌いなので勝つまで止めない。かつてフルーレとムラマサに一晩カモにされ続けてマジ泣きした経験があり、以降ギャンブルには手を出さないようにしている。が、性根の部分では賭け事は好き。
・悩み、コンプレックス
壊滅的な方向音痴。
また重度のドジっ子属性の持ち主。フルーレとムラマサに度々茶化される。スノウビィ本人はドジっ子属性を否定している。
■ムラマサ
・性別 : 男
・年齢 : ?
・髪 : 赤。くせ毛なのに手入れしないのでいつもボサボサに。
・レベル : S-100
・所属 : 魔族四天王
・職業 : 剣士
・能力 :
剣士としてのスキルすらほぼ習得しておらず、スキルポイントのほとんどをステータス上昇に費やしている。
レベルアップ時のステータスの上昇傾向も極めて極端で、魔力などの剣士に不要なパラメータはほとんど上昇しない。
そのためレベル100でありながら占星術にすら感知されないという特異なケース。
ただし所有する武器『夜喰』の力を使えば、四代目魔王をして「厄介」と言わしめる強力なスキルが使用可能になる。
・人物設定 :
フルーレとスノウビィの二代に続いて四天王を務めている魔人。
性格は飄々とした昼行灯。常に眠そうな目でやる気を感じられない。
魔王であるフルーレやスノウビィにも平気でタメグチを使い、辛辣な言葉を投げかけることも。
四天王でありながら、占星術に感知されないのをいいことに人間領に度々出向いては遊び歩いている。
食事をし、愛煙家で、大酒飲みで、大の女好き。
堅苦しいものを毛嫌いし俗物を好むという、良くも悪くも『人間的』な人物。
基本的には何事にも不真面目で浅慮だが、与えられた仕事はしっかりこなす。そのせいかフルーレからは無茶な命令を出されることも多かった。
四天王に相応しい超絶な剣の実力を持つ。
極めてシンプルな戦法のため弱点も明確で、主導権を握られると途端に劣勢になるというピーキーな能力ではあるが、逆に正面からの白兵戦では四代目魔王を凌いで史上最強との呼び声も高い。
フルーレとはよく刀のみでの模擬戦をして遊んでいたが、フルーレを相手に勝率七割弱という驚異的な戦績を誇る。
愛用する刀は『
これに対抗するためにフルーレが作り出した『
・好きなもの
酒。女。タバコ。大衆娯楽。
魔人だけでなく人間の女性も好み、娼館に通ったりしている。
白兵戦。尤もムラマサとまともに白兵戦ができる者はほとんどいないが。
・嫌いなもの
堅苦しいもの。厳格な決まり事。
絡め手を使ってくる敵。
退屈。
・悩み、コンプレックス
大の愛煙家でありながら、四代目、五代目ともに魔王が嫌煙家であるため魔王城内での喫煙が禁止されている。
とくにスノウビィは大の嫌煙家で、この世からタバコを根絶するとまで豪語するほど。
魔王城の外に小さな小屋を作りそこをムラマサ専用の喫煙所にしていたが、ムラマサの配下の魔人たちが面白がってその喫煙所を魔改造し増築を繰り返した結果、妖しいネオンの燦然と輝く不気味な城が完成。
魔王城の傍にそんな下品な城を建て外観を著しく損なったとして、グレイベアが激怒。喫煙所を木っ端微塵に破壊するという事件があった。
その後喫煙所はつつましさを取り戻したが、グレイベアがパンダを追って魔王城を離れたことで再びムラマサの配下の魔人たちが喫煙所を改造し始めている。
■ラトリア・ゴード
・性別 : 女
・年齢 : 23
・髪 : 金(→白)。肩口まで。前髪で右目がやや隠れている。
・身体的特徴 : スノウビィの実験により半魔人化。
・レベル : S-81(→S-86)
・所属 : ルドワイア帝国騎士団エルダークラス
・職業 : 剣士
・能力 :
・グラントゥイグ
レベル上昇実験の際にスノウビィが用意した魔導具。生み出された当初は別の名がつけられていたが今は忘れられている。
数百年前に人間の名工が作り出した剣。使用者の力量に応じて大きさと威力を変動させるという特性を持つ。
多くの人間が求めたが、並の剣士ではその剣を扱いきれず、せいぜいショートソード程度のサイズにまでしか大きくできず、武器としての威力も低かった。
多くの者がこの剣を見限り手放し、様々な者の手に渡ったが誰もこの剣の真価を発揮できず、次第に『
そんな中とある高名な騎士がこの剣を手にしたとき、数十メートルを超える巨大な剣へと姿を変え、魔族の群れを薙ぎ払った。
その逸話から、以降この剣は『グラントゥイグ』と称されるようになり強力な魔導具として認知されることとなった。
それから時を経て四代目魔王の手に渡り、その物珍しい能力からフルーレが一時期愛用していた。
フルーレの力を反映したグラントゥイグは二○○メートルもの大きさに変化し、防御不可能な強力な攻城兵器として恐れられた。
現在はラトリアの手に渡り、彼女の主兵装として用いられている。
またその特性も変化し、グラントゥイグは魔力体としてラトリアに吸収されており、彼女の意思で自在に出現・消滅が可能になった。
ラトリアの力ではグラントゥイグは五○メートルサイズまで大きくさせることが可能であり、それを砲弾のように射出して大打撃を与える戦術を編み出した。
・人物設定 :
代々優秀な騎士を輩出してきた名家ゴード家の長女として順調に成長していた彼女だが、二年前の魔族との大戦の際にムラマサの圧倒的な実力に恐怖し逃走。
軍法会議にかけられ無期限の兵役活動停止命令が出され、事実上の退役処分となった。
その様から『ゴールド・ラット』の蔑称をつけられることになる。
その蔑称はルドワイア軍では有名で、尾ひれがつきあることないこと様々な噂が広まることとなった。
だが実際の彼女は気高く高潔な、騎士の鑑とも言うべき人格者。
彼女と会った者は噂と実際の姿のギャップに驚くことが多い。
かねてから懇意にしていた、ルドワイア帝国軍の要人であるキース・リトルフの計らいによって騎士団に復帰。人類最高峰の騎士の称号『エルダー』を戴くに至る。
しかしラトリアの汚名が払拭されたわけではなく、未だに軍からは目の上のタンコブ扱い。
またキースと浅からぬ因縁を持つマーガレット評議員の策謀により、ラトリアの部隊にはルドワイア騎士団の問題児ばかりが配属されることに。
・好きなもの
正義。
人が持つ強い意思。
チーズ。
・嫌いなもの
ふがいない自分。
悪。
猫。昔から何故か猫に懐かれず、苦手意識を持っている。
・悩み、コンプレックス
問題児ばかりの部下。
若くして騎士を目指して過ごしてきたので女性的な趣味などに疎い。密かにお洒落を研究している。
不眠症。旧アルトリニア大空洞でのレベリングの際は仮眠すら死に直結する行為だったため、極度の緊張から次第に睡眠をとれなくなった。
■シィム・グラッセル
・性別 : 女
・年齢 : 25
・髪 : 青のショートヘア
・レベル : A-54
・所属 : ルドワイア帝国騎士団ゴード部隊
・職業 : 黒魔導士
・能力 :
黒魔導士の中でも補助系の魔法を得意としている。
個人としての戦闘力はそこまで高くなく、ルドワイア帝国騎士団に入団するにはギリギリの力量。
・人物設定 :
ラトリアの部隊に配属されたルドワイア騎士団員。
軍歴は浅く、長い冒険者時代を乗り越えてルドワイア軍に入隊。その後一年経験を積んで騎士団への入団試験に合格する。
入団試験は毎年何人もの死者を出すほど危険で、シィムの実力では合格する可能性は低かったのだが、試験の際にとある少女と仲良くなり、彼女の助けを借りてなんとか試験に合格した。
騎士団の中ではいわゆる落ちこぼれ組のため、ラトリアの部隊に配属となる。
以降はラトリアを尊敬し上司として慕っているが、バニスを筆頭とした他の部隊員との仲は険悪。
ラトリアが被った汚名を誰よりも不服に感じており、いつかラトリアの名誉を挽回できる日を待ち望んでいる。
・好きなもの
ラトリアとのティータイム。
マジックアイテムの収集。冒険者時代から珍しいマジックアイテムをコレクションしている。
・嫌いなもの
不真面目な人。
野蛮な男。
ゴード部隊のメンバー。
・悩み、コンプレックス
貧乳。ラトリアの大きな胸に憧れている。
キースと話すとつい萎縮してしまうこと。
自身のポテンシャル。決して低くはないのだが、ルドワイア騎士団でやっていくには中途半端な適性。
■キャラメル・キャメル
・性別 : 女
・年齢 : 22
・髪 : キャラメル色
・レベル : B-17
・所属 : ヴェノム盗賊団(→パンダパーティ)
・職業 : 盗賊
・能力 :
・変装スキル
発見例の少ない希少なスキル。
しかもキャメルのそれは極めて精巧で、声や体臭や装備までも完璧に再現できるという破格の性能。
・その他
隠密、鍵開け、探知魔法など様々なスキルを習得している。
また簡単な薬の調合やトラップの制作も可能。
・人物設定 :
弱きを踏みにじり、強きにおもねるという、小物中の小物。
自分さえよければいいどころか、自分よりも弱い立場の人間を貶して悦に入る性格破綻者。究極の自己中心的人物。
物心ついたときから孤児で、生きるために様々な技術を習得してきた。
その腕を買われてヴェノム盗賊団に入団し、自分に相応しい居場所だと感じていたものの、数年後にカイザーが頭領になったことで盗賊団に居心地の悪さを感じていた。
彼女の性格の悪さは盗賊団内でも有名で、誰も彼女の話をまともに聞こうとする者はいなかった。
その人格のせいで度々問題を起こしカイザーに厳重注意を受けていたが、キャメルのスキルや能力は有用な場面が多く、カイザーも切り捨てるには惜しいとして半ば放任されていた。
努力を嘲り笑うような性格に見られがちだが、自分のためであればハデスの極秘資料を盗み見たり、独学で魔術を勉強したりと何気に努力を怠らない一面もある。
・好きなもの
盗み。もはやクセとして染みついてしまっている。
誰かを陥れてそれを直接嘲笑うこと。
誰かの不幸話。
・嫌いなもの
正義。偽善。愛。友情。信頼。etc
何不自由ない生活を送ってきたくせに善を説く者。
きつい仕事。
・悩み、コンプレックス
さすがに誰も自分の言うことを信じてくれなくなったこと。
上司に酷使される運命(パンダ含む)。
■パイ・ベイル
・性別 : 女
・年齢 : 18
・髪 : 黒(→白)のショートボブ
・レベル : A-22
・職業 : 神官
・能力 :
・基本的に神官としてのスキルがほとんどだが、冒険者時代にいくつか白魔導士としてのスキルも習得している。
・人物設定 :
セドガニアの教会に努める若き神官。
孤児院『白鳩』の子供たちと一緒に生活している。
正義を尊び悪を憎む心優しい性格。親しい人からは堅物過ぎるとからかわれることもある。
過去にロニー達と縁があり、冒険者として活動していた。神官としては異色の経歴を持つ。
五代目魔王の誕生により混迷の時期を迎えた各国で冒険者稼業を続けるにはロニーパーティはまだ実力が足りていなかったので、事態が収まるまではそれぞれの故郷に帰ることに。
パイはセドガニアへ。ロニーとフィーネはハシュール国リビアへ帰郷するが、しばらくして二人が魔人によって殺されたことを知らされる。
それを機に冒険者を引退し、故郷のセドガニアで神官として勤めていた。
・好きなもの
正義。
子供たち。
平穏。
・嫌いなもの
悪。
争い。
自己中心的な人。
・悩み、コンプレックス
冒険者時代の癖が抜け切れていないこと。
魚料理が好きだが、セドガニアで育った子供たちは魚料理に飽きてしまっていること。
◆魔法
■魔法属性
属性は非常に多岐に渡り存在しているが、火、水、風、闇、聖が五大属性とされている。
他にも土や雷など、細かく分かれている。
闇はほとんどが魔族が使う。人間で闇属性魔法を覚える者は少ない。
更に攻撃系の魔法を「黒魔法」。回復・補助系の魔法を「白魔法」と区別する。
魔族の唯一の弱点である聖属性魔法はほとんどが白魔法で、聖属性の黒魔法は存在自体がほとんどなく、使用者も極めて少ない。
その条件に合致した者は『勇者』の称号を得ることができる。
■上級(ハイ)系
多くのスキルに存在する、そのスキルの上位スキル。
ベースとなるスキルと似た効果であることが多いが、厳密には異なるスキル。
ベーススキルよりも効果が高い。
スキル名の初めにつけられる。
例:ハイ・ファイヤーボール
■全体化(エクステンズ)系
一部のスキルに存在する、そのスキルの上位互換系。
ベースとなるスキルを、何らかの形で対象人数を拡張する。
補助魔法に多くみられる。
■追加効果(エンハンス)系
一部のスキルに存在する、そのスキルの上位互換系。
ベースとなるスキルに、何らかの形で追加効果を付加する。
どのような追加効果になるかはまちまちで、同じスキル名でも別の効果になることも多い。
ベーススキルよりも多くスキルポイントを消費するため、単純にエンハンス系スキルが習得できる、というだけでは習得を躊躇う者も多い。
■最大効果(フォース)系
一部のスキルに存在する、そのスキルの上位互換系。
ベースとなるスキルの効果を飛躍的に上昇させる。
ハイとの違いは、ハイがベーススキルから性能や効果が大きく変質した別のスキルであるのに対し、フォースはベーススキルのままの性質で効果だけを上昇させるという点。
またハイと合わせて使うことも可能なため、ハイ・ファイヤーボール・フォースなどは元のファイヤーボールとは比較にならない威力となる。
また補助魔法においても非常に有用で、ハッキリと体感できるほどの補助魔法の効果が上昇するため、人気のスキル。
同じスキルをベーススキルとフォース系で二つ習得することはスキルポイントの無駄なので、有用なスキルでもフォース系を習得可能になるまで粘る者も多い。
しかし習得率は当然のように低い。
■死霊術(ネクロマンス)
死者を操る術とされているが、その本質は「死者の魂」を操る術。
アンデッドは死者と生者の中間に位置する存在で、魂が半生命エネルギーとなっている。
その半生命エネルギーを用いて様々な術を行うのが死霊術。
■ブラスト系
ファイア・ブラスト。アイス・ブラスト。ダーク・ブラスト。など各属性存在する。
初級魔法だが威力は高く使い勝手は悪くないので、魔導士だけではなく戦士でも一種類覚えておくのも悪くないスキル。
ファイアーボールなどのように属性を飛ばすのではなく、「各媒体を炸裂させる」魔法。
なので媒体となる炎や氷が近くに存在していることが条件。
■ソウル・ブラスト
死霊系魔法。アンデッドが持つ半生命エネルギーを炸裂させる魔法。
ブラスト系魔法の中でも極めて特殊で使い手はほぼ皆無。そしてそもそもアンデッドが近くにいないと使えないという性質上、使いどころもほぼ皆無。
かつて大ネクロマンサーの魔人によって編み出された闇の魔法の一つ。
威力は他のブラスト魔法よりも高い。
大ネクロマンサーは大量のアンデッドを作りだし、彼らをソウル・ブラストで自爆特攻させる戦術を編み出し恐れられた。
■コンバート系
全属性で発見されており、武器や防具に属性を付与することができる。
下級魔法の一つではあるが、魔法を主として扱う者であれば一つ二つは習得していて損はない。特に『コンバート・ファイア』は攻守ともに有用な場面が多く人気が高い。
戦士でも習得可能な者の多いスキルで、様々な状況で戦うことが多い冒険者に多く採用される。
中でも『コンバート・セイント』は聖属性の効果を武器に付与できるため、下級魔法でありながらこのスキルを習得出来た者は勇者の称号を獲得できる可能性がある。
■コンバート・アンデッド
魔法の属性を変化させるコンバート系魔法の中でも特殊な魔法。
本来死霊系は、「アンデッドが持つ半生命エネルギーを操る魔法」という概念であり、死霊系魔法は存在しても死霊属性というものは存在しない。
そのため他のコンバート系魔法とはそもそも魔法としての体系から違う。
他のコンバートが、武器や防具などの、魔法が施された道具にたいして働くのに対し、コンバート・アンデッドは生物にたいして働き、その生物を一時的にアンデッド状態へと変化させる。
■ドラゴン・ブレス
超大当たりスキル。
主に戦士と白魔導士が習得することが多いが、稀に黒魔導士も習得可能。
攻撃力・防御力・俊敏性を一度に上昇させるという強力なスキル。
今まで確認された中で最も低い習得可能レベルで50レベルと、かなり高レベルにならないと習得可能にならず、戦士としては一流のセンスを持っていながらもこのスキルを習得できずにいる者も少なくない。
このスキルを習得できた者はどの職業でもワンランク上の評価をされ、特に白魔導士が『全体化』でこのスキルを使える場合はどの部隊でも重宝される逸材となれる。
この『ドラゴン・ブレス・エクステンズ』を習得していながらゴード部隊送りになるような者は、もはや騎士を名乗ることもおこがましいような性格破綻者のみである。
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