終劇

秀「さて、サビですー、えーと‥‥」カラカラ

舞台のカーテンをちょっと出す。

君「うわあ凄い」

秀「カメラを下げて横にカーテンがあるのをわからせますね、それでみなさんの行動範囲が増えます、多少暴れていいです」

箱野「僕は撤退ですか」

秀「箱野くんも(みなさん)のうちです、メンバー弾くので近づいたり、ふらーと見て回ってね、星野とかと踊りなよ」

箱野「物見遊山ですね」

星野「‥‥目が合ったら踊ろう♪」クルクルしてる

秀「ほんでね、サビの中盤の(人身売買)の所で明はその場でスティック落として動かなくなって欲しいのさ」

明「お、停止か、」

秀「背骨取れたみたいに」

明「ダラーんの方か」

秀「他の、んと、君ちゃんと星野も動かなくなってな、君ちゃんは(踊る日々よ)で、星野は(さようなら)でダラーん」

箱野「ほえ‥」

秀「箱野くんは何事も無いように倒れた人に霞草ちょっとずつ投げてね、そして星野が倒れたら今井の方に行ってな、耳打ちされるから言う事聞いてね。今井は(全部)あたりで演奏も止めて、箱野くんに予定通り耳打ち」

今井「うす」

君「んー、たまちゃんと兄ちゃんと俺だけ聞かされないんだあ〜」

星野「俺はお話作ったからね‥‥」ニヤア

今井「‥‥‥‥」ヘラヘラ

秀「監督だから、まあこれがとれたらクランクアップです、頑張ろうね」

箱野「頑張ります」









ああパレードだ、見に行こう。

窓が邪魔だ、壊してしまえ

なにか、持ってる、

見ていいのかな。



「踊ろ 踊ろ 人外のパレード

揺れる目玉 髪の毛」



あれはそうか。

それはダメだね、人のものだよ。じゃあね。



「なんか売ってる 人身売買」



キラキラベタベタ、なにしてるのさ。

そんな人だったんだ。じゃあね。



「踊る日々よ」



踊ってくれるの?

楽しいね。

変な人。

実は知ってる。

けど知らないね。

じゃあね。



「さようなら」


今の貴方達に幸福がありますように。



「全部」


ちょっとしかなくなっちゃった、

幸福。


「俺が」



なあに。

なにか教えてくれるの。





「カーテンしめて」


そうだね、そうだったね。

僕忘れてたよ。



「おしまいよ」



じゃあね、また今度。

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