2月の14日
今回は全員
楽屋には山盛りの箱と今井と君
今井「っうわ」
いつもの倍以上ある山盛りの小包の一つを開けた今井が小さく声を上げた。ちなみに彼が声を上げるのはわりかし珍しいことである。珍しそうに君が走ってきた。
君「どしたのー!」
今井「‥‥いや、すげえなって思って」
今井は君に箱の中身を見せた。
君「すっげー!!今井くんのギターだー!」
中には今井の使用ギターの深い緑のストラトキャスターと白いSG(わからなかったら調べよう)がチョコレートフィギュアになって小さく収まっていた。
君「んえ〜良いな〜、でも俺もなんかたくさんきてるから、食べよー」
君は一番上の一つを取った。
中にはココアパウダーがかかったトリュフが6個入っていた。
君「っこれ‥‥高いやつ‥‥高いやつやん!見てわかる、高いやつやん!!」
今井「っふふ、その反応やめれ‥」
キラキラとした目でトリュフを眺めてから口に放り込む。美味しそうにニヤニヤした。ふと今井を見る、
ピロリロリン ピロリロリン ピロリロリン
君「っごふ‥‥、今井くんめっちゃ写真‥‥撮るじゃんっ、げほっ、あははっ」
今井「いや、もったいねーから」
今井はガラケーで写真を連写、ピロリンの音はかなりデカイ。
ガチャ
誰かがドアを開ける
星野「‥‥なにしてるの」
ドアを開けたのは星野と明だった、目に入ったのは箱を連写する今井とむせる君。
明「おい、大丈夫か君、なんか食う時は黙って食えっておふくろに言われてただろが」
君の背中をさする明。
星野「‥チョコレートむせかな、たまになるよね」
そのまま写真を撮る今井に近寄る
今井「っお、麻、これ」
星野「‥そういうことね」
明「美味しい」
君「テレビつけよー」
今井「‥‥」
星野「‥‥食べなさい」モグモグ
今日は2月14日、バレンタインデーです、近年は友達に、親に、自分に、などの方が多く‥‥
君「バレンタインだ!!!!」
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