主人公は檻の中しか世界を知らない少女です。
ですがあるとき青年に手を引かれて外に出ることになります。
初めて外に出た少女は、初めての体験をたくさんします。
文章がお上手だからでしょうか。彼女の戸惑いや好奇心が、読んでいて伝染してきてドキドキワクワクします。
そして住む場所に連れてこられます。
その館の住人はみんな個性的で楽しく魅力的なキャラばかり。
個人的にはツンデレな雪那がお気に入り。
そして少女は住人たちにやさしく受け入れられていきます。
少女はしゃべらないけどなんだか可愛い。ほっこり微笑ましいです。
楽しく優しいお話で、とてもおすすめな作品です。
檻に閉じこめられていたある特殊な事情を秘めた少女が見知らぬ青年に連れられて外に出て、少しずつ幸せを掴みつつあったが、ある日ーーという物語です。
個性的なキャラクター達が動き回る様子がよくわかって楽しいです。さらにはなんだかんだいってみなあたかかい心根を持っていることが、ストレスを感じさせなくて心地よいです。
子供番組を見て踊る少女は可愛かったです。
この作者様の作品を二作品読ませていただきましたが、非常に文章力が高いな、と感じました。読みやすく、それでいて丁寧で美しい文章だと。
……そして私は一つミスをしました。
先に続きである「魔物たちの勇者撲滅記録」の方を読んでしまったがゆえに、少女の名前を知ってしまっていたのです……不覚です!
しかし反面、途中で「あっちのキャラだ!」と気づけた別の面白さはありましたが。
是非とも読んでいただきたいオススメ小説です。
勿論、この作品から読むことをオススメします(笑)