第8話『おっさん、確認する』

 翌朝、敏樹が目覚めると、ロロアはすでにベッドから降り、部屋の床で正座していた。


「……なにやってんの?」


 うつむき加減でじっと座っていたロロアは、敏樹の声に反応して少し慌て気味に顔を上げた。


「あ、トシキさん、その……」


 そう言ったあと、ロロアはその場に三つ指をついて頭を下げた。


「昨日はご迷惑をおかけしましたっ! 私ったらとんだ醜態を……」


「いや、別に謝るようなことじゃないから!!」


 敏樹は慌てて起き出すと、ベッドから降り、ロロアのそばにしゃがみこんだ。


「だから、頭上げな? ね?」


「うぅ……、でも、酔っていたとは言えトシキさんに不満を……」


「いや、不満があるなら言ってくれていいから。それは決して悪いことじゃないからね?」


 その後敏樹はなんとかロロアをなだめすかして頭を上げさせ、とりあえずソファに座らせた。


「とりあえずお茶でも淹れるよ」


「あ、でしたら私が。もうお湯は1度沸かしてあるので、すぐに沸かし直しますね」


「さすがロロア」


「いえ、別に褒められるようなことじゃ……」


「いやいや、そういう何気ない気配りが出来るってのはすごいことなんだよ?」


「そう、でしょうか……?」


「うん、まぁとりあえずお湯だけお願い。他は俺がやるから。紅茶でいい?」


「あ、はい。すいません、お手を……」


「だから、別に謝るようなことじゃないって」


 敏樹は部屋に据え付けられているキャビネットからティーポットとカップ2脚が乗ったトレイをそのまま取り出し、ソファ前のサイドテーブルに置いた。

 その間にお湯が沸き直されたのか、ロロアは湯沸かし機能のある魔道具のケトルを手にソファへと戻ってきた。

 

「とりあえずお湯入れといて」


「はい」


 ロロアが空のティーポットにお湯を注いだ後、敏樹は<格納庫ハンガー>から取り出したティーバッグをその中に放り込み、蓋をした。

 ケトルをサイドテーブルに置いたロロアは、敏樹の隣に座り直した。


「で、昨日のことはどれぐらい覚えてるの?」


 敏樹に問われたロロアは、顔を赤く染め、うつむいた。


「えっと……起きている間のことは一言一句、全て……」


「あらら。まぁこういう場合は”酔って覚えてない”でごまかしてもいいんだけどね」


「うぅ……。でも、それだとトシキさんに嘘を……」


「それぐらいの嘘は別に気にしないけどなぁ。そろそろかな」


「あ、私が」


 敏樹がティーポットに目を向けると、ロロアは少し慌てたようにティーポットを持ち、カップに中身を注いだ。

 いい具合に紅茶の色が出ていた。


「ありがとう。ま、俺としてはロロアの珍しい姿を見れたし、本音も聞けたら良かったと思ってるけどね」


「あわわ……本音だなんて……。あれは、酔って錯乱してただけで、別に不満があるとかそんなことは」


「いや、さっきも言ったけど、不満があるなら言ってくれたほうが助かるんだけど?」


「いえ、ホントに、不満なんて全然ないですから!!」


「俺には秘密が多いんじゃなかったっけ?」


「あぅ……」


「ファランやクロエ、シーラ達と仲良くするの気に入らない、的な?」


「むぅ……」


 ロロアは顔を赤らめたままうつむいた後、プルプルと震えだした。

 

「ロロア……?」


 ちょっとからかいすぎたかと心配になり、敏樹がうつむいたロロアの顔を覗き込もうとしたとろで、ロロアはガバッと顔を上げた。


「おわっ!?」


 相変わらず顔は赤いままだったが、目尻に涙を溜めたその表情は、少し起こっているように見えた。


「ト、トシキさんが悪いんですからね!!」


「……俺が?」


「そうですよ!! だって、あんな弱い所見せられたら……」


 それは先日、死の恐怖に怯えた敏樹が、ロロアに泣きついたときのことであろう。

 あれを思い出すと、敏樹の方も少し恥ずかしくなってしまい、彼は自分の顔が熱くなるのを感じていた。


「あー、あれは……ねぇ?」


「あれ以来トシキさんが愛おしくってしょうがないんです!!」


「はぁ……?」


「なんかもう事あるごとにギュってしたくなるんです! 頭ナデナデしたくなるんです!! っていうか、していいですか? 今やっていいですか!?」


「お、おう……」


 ロロアの剣幕に驚き――というより半ば怯えつつ敏樹が返事をすると、ロロアは敏樹に飛びついてきた。


「あふぅー! トシキしゃあーん!!」


「おわっぷ……!! んむーっ!?」


 ロロアは自分の胸に敏樹の頭を抱きかかえると、わしゃわしゃと勢い良く頭を撫で始めた。

 その豊満で柔らかな胸に顔を埋める形となった敏樹は、窒息しそうになりながらもなんとかもがいて気道を確保した。

 しばらくのあいだロロアは意味不明な奇声を発しながら敏樹の頭を撫でくりまわし、敏樹は抵抗せずにそれを受け入れいた。

 やがてロロアの手が止まったが、敏樹の頭は抱きかかえられたままだった。


「トシキさんが他の女の人と話してると、なんだかイライラするんです。前まではこんなことなかったのに……」


 ロロアの敏樹を抱える腕の力が少し強まる。


「でも、”私はあなたの知らないトシキさんをしってるのよ”なんてことを考えてしまって。そんなことを考えてもイライラは収まらないというか、むしろそうやって変な優越感を覚える自分が嫌になるっていうか……。逆にクロエちゃんが私の知らないトシキさんの好物を作ったりとか、ファランちゃんと内緒のお話ししてたりするのを見ると、もうどうしようもなく胸がチクチクするんです……」


 そう言った後、ロロアは抱擁を解いて敏樹の肩に手を置き、バッと身体を離して敏樹を見つめた。


「私、変ですかねぇ!? 私めんどくさいですか!? ウザいですか!? 嫌いになりましたか!? 嫌いになりましたよねぇ、こんな女!! だったらもういっそ殺してくださいよぉー!!」


 そしてロロアは敏樹の肩から手を離すと、そのままバンザイをし、その勢いのまま後ろへのけぞるような形で倒れ、ソファに浅くもたたれるような形で上体を背もたれに預けた。


「うぅ……殺せぇ……殺せよぉ……」


 上半身を背もたれに預けながら、そこから頭をがくんと後ろに倒した状態で、ロロアはブツブツと呟いていた。

 

「はぁー……ったく。キャラ崩壊してんぞ……」


 敏樹はやれやれとばかりに溜息をつくと、ぐったりとしたまま不貞腐れたように呟き続けるロロアを抱え起こした。

 上半身を抱き起こされたロロアは、そのまま糸の切れた人形のように、ガクンを頭を前に倒した。


「うりゃ」


「あいたっ!」


 そのままでは話にならないと思い、敏樹は無防備に晒されたロロアの脳天に軽い手刀を当てた。


「うぅ……痛いじゃないですかぁ……」


 ロロアは手刀が当たった脳天を軽く押さえながら頭を上げ、恨みがましい視線を敏樹に送った。


「1人で騒ぎすぎ」


「うぅ……でも、トシキさんに嫌われたら、私……」


「別に嫌いやしないって」


「でも、私、変じゃないですか?」


「変じゃないだろ。俺だって逆の立場なら似たようなことになるって」


「ほ、ほんとに?」


「おう。実際ガンドおっさんボコボコにしたのはロロアにちょっかいかけたからってのがあるからな」


 敏樹は先ほどのことを思い出し、少し照れたように頬をぽりぽりとかいた。


「あ……」


 ロロアも珍しく激昂したような敏樹の様子を思い出し、それが自分のためであったのだと言われ、少し恥ずかしげに顔を伏せた。


「正直あれはやりすぎたと思ってる。ちょっと反省かな。後悔はしてないけど」


「でも、その、面倒くさくないです?」


「あー……」


「って、面倒くさいんじゃないですか!!」


「あ、いや、ちょっとだけね。でもそれを言ったら俺だって面倒くさいとこあるって。だからお互いさま。な?」


「うー……。じゃあ、ウザくないですか?」


「……あの頭わしゃわしゃされるのはちょっとウザいかも」


「むぅ……ごめんなさい。じゃ、その……やっちゃダメですか?」


「あ、いや、まぁたまになら」


「じゃあ、その、たまにさせてください」


「あ、やりたいんだ」


「そ、そりゃやりたいに決まってます!!」


「あー、うん。じゃあたまに、ね」


「はい……。で、その……、私の事、嫌いになったりは……?」


「それはない」


「あぅ……」


 正面から見据えられ真顔で宣言されたロロアは、思わず顔を背けてしまた。


「あの、ありがとう……ございます」


「何がありがとうか知らんけど、ロロアの方こそどうなの?」


「何がです?」


「俺のこと、嫌いになったり――」


「するわけないです!!」


「そっか。よかった」


 そう言った後、敏樹はカップを手に取り、ズズッと紅茶を啜った。


「さて、せっかくこうやって色々話せたわけだから、ついでにロロアが気になってることとかあったら話すよ?」


「えっと……じゃあ、昨日ファランちゃんと――」


「あ、それはごめん。昨日も言ったけど近々話せるようになったら話すから、申し訳ないけどもう少し我慢して欲しい」


「あ、はい……。わかりました」


「ほかには?」


「あの、じゃあ前から気になってたことなんですけど……」


「うん?」


「トシキさん、ときどき丸一日いなくなったりしてますけど、あれは一体……?」


「あー……」


「見たことのない道具や乗り物なんかも気になりますし……」


「だよねぇ、気になるよねぇ……」


 敏樹が見せた難しい表情に、ロロアは少し不安げな表情になった。


「ごめんなさい、訊いちゃいけないことでしたか? 答えられないなら別にいいですから」


「あー、いや、どうなんだろ? うーん……」


 そう呟きながら、敏樹は腕を組みうんうんと唸り始めた。


「あの……ホントに、無理に答えてくれなくてもいいですからね?」


「いや……うーん、そうだなぁ……、よしっ!!」


 ひとしきり唸った後、敏樹は勢い良く頭を上げた。


「悪いけど今日一日ちょうだい」


「えっと……?」


「そうだなぁ……。よし、悪いけど今日はシゲルと買い物に行ってもらおうかな」


「シゲルちゃんと?」


「うん。あいつの槍、結構ボロいだろ? 防具らしいものも身につけてないし、武器防具を買い揃えておいて欲しいんだわ」


「わかりました。その間トシキさんは?」


「ちょっと確認ごとをね」



**********



 その後シゲルを含む3人で朝食をとったあと、シゲルとロロアは街へ行き、敏樹は部屋に戻った。


 部屋に戻った敏樹は、ソファにどっかと腰掛けると、<格納庫ハンガー>から管理者用タブレットを取り出し、起動させた。

 ホーム画面に表示されたメニューの内、新たに実装されたものに目を落とす。


「これ、あんま使いたくなかったんだけどなぁ……」


 敏樹の視線の先には【管理者に連絡】という項目があった。

 しばらくの間決断を渋るようにただ画面をぼんやりと見続けていた敏樹だったが、いくら画面とにらめっこをした所で結論が変わるわけでもないので、意を決してメニューをタップした。


《呼び出しています……》


 画面が真っ暗になり、メッセージが表示されてから1分足らず。

 タブレットPCの画面の向こう側に、見覚えのある女性の顔が現れた。


「あら、ご無沙汰してますね大下さん?」


「どうも、町田さん、お世話になっております」


 それは敏樹をこの異世界へと導いた、自称『世界間戦争管理局』所属の町田であった。


「お世話だなんてそんな……」


「いや、社交辞令ですから」


「ですよねー? で、どうされたんです?」


「ちょっと確認したいことがありまして」


「はいはいなんでしょう?」


「こちらの世界の住人を、日本に連れて帰っても大丈夫ですかね?」


「ほほう……」


 敏樹はもう何度も異世界と日本との行き来を行っているが、初めて実家に帰った際、魔力が体内から漏れ出し、あやうく意識を失いかけるという事態に陥ったことがある。

 そういったことが他者にも起こるのかどうかを、確認しておきたいと思っていたのだった。


「つまり、ロロアちゃんを連れて帰ると?」


「あぁ、もう……。だから連絡したくなかったんだよ!!」


 おそらく敏樹の行動は町田によって閲覧されているだろうは承知していた。

 承知はしていたが、それでも町田の存在を意図的に無視することで、とにかく気にしないようにしていたのだった。

 しかしこうやって連絡を取り言葉をかわしてしまうと、さすがに意識せざるを得ない。

 こちらに来てからのあんなことやこんなことまで、町田には見られていた可能性があるのだ。


「あはは、ご心配なく。今泊まってる部屋とか、以前だとロロアちゃんのテントとか、そういう所は見ないようにしてますから」


「ああ、そうですか」


 そう言われても、見ていないという証拠もないので、にわかに信じることは出来ないが、ここはもうある程度割り切るしか無いのだろう。


「なので、たまには野外プレイなんかも――」


「やらんよ!? 絶対やらんよ!!」


「はは。まぁ冗談はさておき」


たちの悪い冗談だよ!!」


「まぁ、そう怒らない怒らない。で、ロロアちゃんを実家に連れて帰るっていうけんですが……」


「いや、だれもロロアを連れて帰るとは――」


「ありゃ? じゃあ本命はシーラちゃん? それとも料理上手のクロエちゃんかしら? 言っておきますけどファランちゃんは犯罪ですからね、日本だと」


「ロロアだよ!! クロエとファランには相手がいるからね? ってか細かいことはいいですから、話進めてくださいよ」


「ふーんだ。細かいこと言い出したのはそっちじゃないですかー」


「はいはいわかりました。俺が悪かったですよ。だから早く本題にですねぇ……」


「っていうか誰を連れて帰るとか以前に大下さん、しれっと世界間の行き来してますよね?」


「う……、やっぱまずいです?」


 町田の言葉に敏樹の表情がこわばる。

 今でこそ当たり前のように実家へ帰っている敏樹だが、これはいわば仕様の裏をかくような、下手をすればバグ技のような行為なのではないかという疑念が無いわけではなかった。

 こうやって面と向かって町田に確認することで、もしかするとこの”実家へ帰る”という行為が禁止されるのではないかという懸念もあり、そういう事情もあってこれまで【管理者へ連絡】という機能を使っていなかったのだった。


「そりゃまずいでしょ。大下さん<無病息災>もってなかったらほぼ即死でしたよ?」


「え、そうなの?」


「はい。それに、あのまま魔力流出に気づかず眠ったりしてたら、魔力枯渇による気絶からじわじわと生命力を失って、やっぱり死んでたと思います。なんというか、よく無事だったなと」


「うへぇ、あれってそんなにヤバかったんだ……。ってか、そいう意味でまずかったの?」


「そういう意味で、とは?」


「いや、なんといいますか、世界のルール的な意味で……、ねぇ?」


「まぁそれもまずくないとはいえませんが、そこはまぁ、最初の拠点から大下家を削除し忘れた私のミスみたいな部分もありますし……」


「あ、あれやっぱミスだったんだ」


「はい、ミスだったんです。むっちゃ怒られました」


「あらら、それはご愁傷様で……。じゃあ今後は実家に帰るというのは控えたほうが……?」


「いえ、そこはご心配なく。私、うっかりミスは多いんですけど基本優秀なんで、上の許可はしっかりとりました。大下さんのこれまでの行動にペナルティを科したり、今後何らかの制限をかけたりということはありませんので、これまで通りご自由に行動してくださいませ」


 敏樹はその町田の言葉に、まずはほっと胸をなでおろした。


「えっと、じゃあこちらの人間を日本に連れて帰るっていうのは? やっぱり<無病息災>を習得しないと無理ですかねぇ?」


 ちなみに<無病息災>習得に必要なポイントは100億。

 現実的に考えて習得はほぼ不可能である。


「あの、大下さん。仮に世界を越えて転移した場合、ご本人が無事でも周りに対する影響というものがあるんですよ?」


「周りに?」


「ざっくりいうと異なる世界から持ち込まれた未知の物質とか病原菌とかいろいろですね」


「……俺、何回も実家に帰ってるんですけど?」


「存じてますよ。そして言いましたよね? 私、ミスは多いけど優秀だって」


 すると、タブレットPCの画面が突然2分割され、一方に町田が映ったまま、他方にスキルの一覧が現れた。

 敏樹が所持する膨大なスキルが自動でスクロールされ、やがてスクロールが止まると、1つのスキルがハイライトされた。


「んん? ”せと”……”うえ”……、いや”うわて”? あ、”じょうず”?」


「<世渡上手よわたりじょうず>と読みます」


「……なんです、その某製薬会社みたいなネーミングセンスのスキルは?」


「個性的ですよねー? これホントだれが考えたんだろ?」


「いや、別にネーミングセンスはどうでもいいですわ。なんなんです、そのスキル?」


「これはですねぇ、このスキル所持者および同行者が異なる世界に渡った時に、その世界に最適化されるというスキルです。名前はともかく、性能はえげつないですね。大下さんが最初に帰った時はいろいろこちらで処理しましたが、2回目以降はこのスキル実装したおかげで全く問題が起こってないですから」


「所持者および同行者ってことは……」


「ロロアちゃんを実家に連れて帰っても問題ないですよ。ただし、同行者1人につき<拠点転移>のクールタイムが24時間ずつ増えますからご注意を」


「おおっ!! 町田さん、ありがとうございます!!」


 タブレットの画面に向かって敏樹は勢い良く頭を下げた。


「ふふ、じゃあお礼は部屋の中の閲覧許可を――」


「断る!!」


「冗談ですよぅ。じゃあ今日の所はこの辺で、いいですかね?」


「いや、今日の所はっていうか、出来ればもう二度と連絡したくないですけどね」


「あらあら、つれないですねぇ。でもまぁ、これからも私のことは忘れて異世界ライフをお楽しみくださいな」


「ええ、是非そうさせてもらいますよ」


「ほんと、つれないなぁ……」


 町田は最後に少し残念そうな笑みを浮かべた後、画面から消えた。


「はぁ……、疲れる……」


 町田との会話はそれなりに疲れると思っていたが、それは当初予想していた以上に疲労を伴うものだった。

 しかし、望みどおりの答えを聞けたことに満足しつつ、自分の無茶な行為を見逃し、さらには後押ししてくれるかのような町田の行動に対して、敏樹は素直に感謝の念をいだいておくことにした。


「つっても、覗きは許可しないけどな!!」


 と、誰にも聞こえることはないはずの言葉を敏樹が叫ぶと、どこか遠くで誰かが慌てたような気配を感じた……、ような気がした。

 まぁおそらくは気のせいだろうと思いつつ、管理者用タブレットPCを<格納庫ハンガー>に収納した後、敏樹はぐったりとソファに身をあずけるのだった。

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