工程02 主要キャラの類型を決める

●概要

メインプロットを参考に主要キャラの『類型』を決めていく。



●工程の趣旨

キャラクターを1から創造するのは天才に任せて、

凡才はひとまず過去に存在するキャラクターの類型を素体にして

細部をいじることでオリジナリティを作っていく。そのための工程。


またキャラクターの類型にはそれに付随する物語が必ず存在するので、

メインプロットに類型が持つ物語を組み合わせることで、物語が複雑化することが期待できる。



●コツ

1から考えずに、過去に見た映画、ドラマ等から引用するのが良い。

小説やラノベからの引用は楽である代わりに、『パクリ』になってしまう可能性が大きいので可能な限り避けること。

また、あくまで『類型』であるため、設定等を省いたものとする。

キャラクターの構成や構図を換骨奪胎して、利用することが目的なので。

例:灼眼のシャナ → 暗い過去を背負った戦闘美少女


また、過去に存在した物語を分析、体系化した小説指南書等もあるので、

それを参考にした方が早い。

個人的には

新城カズマ著「物語工学論 キャラクターのつくり方」(角川ソフィア文庫)

のキャラクター類型を利用するのがおすすめ。



●メモ

類型が持つ物語に関しては「物語工学論」がチャート式になっており分かりやすい。

またこの類型を利用して作ったキャラクターが持つ物語が、サブプロットへと変化することに留意。



●参考

新城カズマ著「物語工学論 キャラクターの作り方」(※敬称略)

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