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閑話:三幕八場の構成について(簡単説明)」への応援コメント


  • 編集済

    とても参考になりました。ありがとうございます。

    三幕八場は、映画一本分という事で、拝読しながら私の大好きな映画に当てはめながら考えていました。

    実際の小説は、第一話 第二話 第三話……と区切ってありますが、
    その第一話の中にも『三幕八場』のミニチュア版みたいなものを作るのでしょうか?

    …なにぶん、わたくし素人なもので、変な質問でしたら申し訳ございません。

    作者からの返信

    月数ひかず様
    コメントありがとうございます。
    お役に立てたのなら幸いです。

    ご質問頂きました
    『小説に使う際、各話の中にも3幕構成を適用するのか?』
    と言う事ですが、
    その"尺"によります。

    3幕構成はあくまで
    『映画一本分の情報量』を構成する際の考え方ですので、
    仮に『映画の15分程度の情報量』をまとめて1話とする場合に、その中に3幕構成を取り入れると逆に破綻すると思われます。
    (あくまで僕の場合は、ではありますが)

    拙作、『メイドin異世界』を例にしますと、
    1話は2幕3場まで、
    2話は2幕5場まで、
    3話で3幕8場まで、と区切っております。

    その中に使うシーン構成は各シーンに合わせて映画や特撮、ドラマ、アニメ、マンガ等から使えそうな構成を小説として再構築するということをしています。

    この辺りの『構成の選び方』の指針には、
    3幕構成の『この"場"ではなにを達成しなくてはならないのか?』を参考にしております。

    シーンの階層、カットの階層、更に細かい文章一つ一つの構成については、
    作家によってやり方が異なるーーというのが僕の結論です。

    なので
    『好きな作家のシーン構成のやり方の中から、
    3幕構成の各幕や場の目的を達成できる手段を探す』
    という形が良いのではないかと愚考する次第です。


    ただ、あくまで僕のやり方ですので、
    「役に立たないな」
    と思ったら無視して下さい。
    結局、読者を楽しませられるのなら手段は何でも良いので……

    以上、
    こんな所でよろしいでしょうか?

    月数様が面白い小説を書く際にお役に立てれば幸いです。


  •  参考になりました。
     
     書いて下さってありがとうございました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    お役に立てたのなら幸いです。
    どうか面白い物語を書いてください。

  • こちら大変参考になりました。ありがとうございます!

    作者からの返信

    お役に立てたのなら幸いです。

    説明を簡単にし過ぎたかなと不安もありますが、あくまでアマチュアの理解ですから割愛しております。

    (お役に立つか分かりませんが『2幕5場』の「状況整理」について補足説明致します。

    この状況整理・説明とは「6場以降」で何をすれば良いのかをハッキリさせる事を指しています。

    これは読者に気持ちよくクライマックスまで読んで貰う為のサービスとして必要なものです。

    気持ちよく一気に読んで欲しいので、1〜4場で提示していた枝葉の問題や伏線も概ね回収しておきます。
    (色々と問題が多過ぎると読者の気が散るので)

    この際もちろん、6場以降で解決予定の伏線等は除きます。

    ミステリーなら探偵が『第2第3の事件のトリックは分かったが、第1の事件だけが異質で分からない』などと話す事で、
    読者に『第1の事件の解決→犯人の特定(6場)』と理解させて"読者の脳内を状況整理"し、
    興味を『第1の事件』へと集中させる事で6〜7場を一気に読んでもらう。

    このための準備が5場となります。

    なので登場人物に状況説明をさせるにしても、説明台詞をベラベラ話すのではなく、
    ミステリーなら"探偵が他人の迷惑を顧みず事件のトリックを実演してみせる"等の演出が必須です。
    勿論ここでワトソン役の何気ない一言によって1〜4場で残った枝葉の伏線が回収され、探偵が狂喜乱舞しても良いですしね。

    繰り返しになりますが、
    エンタメ性を保ちつつ読者の脳内を整理するのが、この『2幕5場』の役目となります)



    私自身、理屈を理解は出来ていても実践できているかは怪しいので偉そうな事は言えませんが。

    オレンジ11さんの作品がより面白くなれば幸いです。