工程01 使用するジャンル(ネタ)の選択

●概要

方向性の異なるジャンル(ネタ)を二つ用意する。



●工程の趣旨

この工程は「誰を楽しませるつもりなのか」を明らかにする為のもの。

加えて、二つの異なるジャンルを組み合わせることで、既存作品の劣化コピーになることを防ぐ。


また、

アイディアが、コンセプト策定レベルでまとまっていても、あえて分解することで「誰のための物語なのか」「何が楽しめそうなのか」「目新しさはあるか」「自分に執筆が可能なのか」を再認識できる。



●コツ

一つは「扱いたいジャンル」もしくは「自分が得意とするジャンル」。

もう一つは売れ線ないし固定客が望めるジャンルを選択する。

エゴにつながる部分と、サービスにつながる部分を最初から仕込むことで、

後から「読者サービスと自身のエゴの兼ね合い」に悩む可能性を減らしておく。


また、これは「対象読者」を設定する工程でもある。2つのジャンルを組み合わせるのは、両者の客層を取り込む為でもある。


例えば「ミリタリー」と「女子高生の日常もの」を組み合わせると、両者の客層が取り込めるという話。

(これだけでは取り込めないので、詳細は次の工程で)


●メモ

「ジャンルを決める」とは言っても、主目的は「誰を楽しませるか」「目新しさを持たせられるか」なので、ジャンルの定義にはこだわらない。

そもそも現在、ジャンルそのものに

「既存の二つを組み合わせた新ジャンルだったもの」

が大量に存在するので、定義論をする労力がもったいない気がする。

ぶっちゃけ楽しませる相手が意識できるならば良い。

例:「人外百合」「姉妹百合」


また、ジャンルに関してはADVのキャッチコピーにあるような長ったらしいジャンル名や、Pixivやニコニコ動画等の「タグ」から情報収集し考えるのも良い。


なろうやカクヨムのタグから探すのも良いが、

それらは「自称」のタグであって「それを見た人の印象」のタグでないことに留意。

個人的には読者がどう楽しんでいるのか分からないので参考にしずらい。



●参考元

伊都工平:ブログ「Scratch Line」(※敬称略)




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