第8話 阻害と詐称
夜に
『まず鑑定は、前も教えたように対象に集中して使えば出来ます。鑑定阻害は、自動で発動します。鑑定詐称は、最初に見せたくないステータスやスキルを設定します。また、持っていないスキルを見せるように設定も出来ます。鑑定阻害と詐称は自動発動のオンオフも設定出来ます。この3つのLvは使えば上がります』
(なるほど、消費MPはどの位だ?)
『全て1回につき1消費します』
アランは、 結構使い勝手が良いことに驚いたが、
(デメリットはあるのか?)
『鑑定を使える人がとても少ないことです。そのため、この世界では阻害と詐称は持っていてもあまりLvが上がりません』
(なるほど)
『ちなみに、高価ですが鑑定石と言う魔法具があります』
(作れるのか?)
『ダンジョンの中にごく稀にあるそうです』
(ダンジョンね、行ってみたいな)
アランがダンジョンの事を考えていると、
『今は鑑定のLv上げの方が先ですよ。後で教えますから』
(ああ、悪かった。すまん)
『大丈夫です。Lv上げの方法ですが、エリンも使えるのでお互いに鑑定を使い合う、というのにしましょう』
(そうだな、魔力操作と交互にやっていくことにしよう)
『はい、それが良いと思います』
早速念話を使って、精霊達と話しているエリンに話しかけた。
(ということで、早速やろう)
(はーい)
まず、詐称の設定をしていく。
今のステータスは、
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名前:アラン・ヴァールハイト
種族:人族
Lv:1
HP:20/20
MP:14/14
筋力:2
耐久:3
魔力:24
敏捷:1
器用さ:3
運:50
スキル
【全言語】【ステータスウィンドウ】【念話】
【鑑定Lv1】【鑑定阻害Lv1】【鑑定詐称Lv1】
【魔力操作Lv1】【思考加速Lv1】【家事Lv1】
ユニークスキル
【
【MPタンク】
魔法
【精霊魔法】
称号
【転生者】【双子】【器用富豪】【精霊の契約者】
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名前:エリン・ヴァールハイト
種族:人族
Lv:1
HP:20/20
MP:14/14
筋力:3
耐久:2
魔力:23
敏捷:2
器用さ:2
運:50
スキル
【全言語】【ステータスウィンドウ】【念話】
【鑑定Lv1】【鑑定阻害Lv1】【鑑定詐称Lv1】
【魔力操作Lv1】【思考加速Lv1】【感覚】
ユニークスキル
【
【健啖Lv1】
魔法
【精霊魔法】
称号
【転生者】【双子】【喰らう者】【精霊の契約者】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
MPとステータスは昨日もやったので上がっていた。
(能力値はMPと魔力を元の値にしておこう、スキルはどうする?)
『無難に選ぶとスキルはステータスウィンドウと魔力操作、ユニークスキルは阿吽称号は双子だけがいいでしょう』
(そんなにか?)
『一般的に先天的にスキルを持っているだけで珍しいんですよ。見られるとまずそうなのがほとんどですし』
言われて納得する。
(まあとりあえずスキルLv上げをしよう)
互いに使いあってみた、スキルLvが同じだと成功確率は五分五分みたいだ。そのままMPを使いきり、寝た。
次の日、朝食は離乳食を少し食べた。エリンも多少ではあるか、嬉しそうだ。
みんな食べ終わった所で、ユリウスが
「昨日、お義父さんと話してアラン達の魔法適性だけでも調べることになった」
「良いんですか?」
と言うアーサーに、
「決まりはスキルだけで魔法適性は含まれていない、スキルは生まれつきでしか持てないものがあると 、色々大変だからであって、魔法適性は生まれつき無くても訓練すれば出る可能性があるから禁止はされてないんだよ」
(魔法適性か、どれが使えるかな?)
(食べ物出す魔法とか無いかな?)
(流石に無いだろ)
『既存の魔法にはありませんがユニーク属性の魔法なら可能性は無くは無いです』
(...あんのかよ)
(!それが良いなー)
食事の後片付けが終わると、グィーノが透明な石を持ってきた。
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