第27話 その声は・・・
マリルリさんが仲間になった!
夜中、
焚火を囲み、マドウに報告をおこなう。
マドウ「・・・いや、端折り過ぎだろう、順をおって話せ」
く・・・
『まず結論から話すのが、仕事のできる人間ではないのか』と思ったが、
流石に省略し過ぎたな
そう、あの時の戦闘、それはそれは激しかった・・・
ノワ「まさに今生きているのが奇跡のようだね(不死だけど)」
マリ「ええ、自身の首がもげる回数も 過去最高でした」
・・・
マリルリ一人に壊滅しかかる討伐部隊。
ノワールさんが必死に抗戦する。
「いい加減 うっとうしい、黒毛玉め」
大きな十字架を鈍器の様に振り回す、髪の長い女性
ギラギラと狂乱した目・・・
あたふたするシンカ・・・俺の隠された力は今だ目覚めない。
そんな中、活躍をしたのは、「聖騎士レスタール」だった。
マリルリの攻撃から皆を守るだけでなく
怪我をした兵士の介抱に、部隊の鼓舞から、部隊後方支援に至るまでをたった一人でこなす。
なおかつ、先陣を切るアタッカーとしても活躍し
『ひとりで仕事し過ぎぃ』というぐらい働く働く、
ノワールさんが不意の一撃を食らって、後退した時も、フォローに入る。
「狂女マリルリ・・・貴様の悪行もここまでだ!!・・・我が聖剣を・・・開放す・・・」
「邪魔だ!!」
セリフを言い終える前に・・・全力で走るノワールに轢かれるレスタール
あ、ちょ・・・ノワールさん
凄い形相のノワール
マリルリも本気のようだ。
その時の激しさと言ったら、筆舌に尽くしがたく・・・
$$$
というわけで仲間になったのです。
マドウ「いや、一切わからんが」
・・・
マリルリ「シンカ・・・もう良いです・・・私から説明しましょう」
「その時・・・『お告げ』が聞こえたのです・・・私は直観しました・・・それは我が崇拝する『邪神様』のお声そのものでした・・・終わり」
・・・
マドウはしばらくして渋々通信を切る。
長い沈黙・・・
すごく気不味い・・・
焚火はぱちぱちと弱く燃える。
あの時・・・シンカにも・・・
確かに声が・・・声が聞こえた気がした・・・
『・・・』
ノイズがかかって聞き取り辛かったが・・・確か・・・女の声だった・・・
不死になりました、巨大黒猫先輩と狂女先輩のお守りが大変過ぎてしんどい @haidoroponnpu
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