第20話 ノワールさんは堂々と歩きたい




街を目指すことになった・・・

街道を通って行けば街もあるはず・・・ということで・・・





ノワ「隠れているのも飽きたし、ボクも堂々と歩きたいな」

シンカ「え」



「四本足だったら、首の長いのが、そこの街道をたくさん通っているじゃないか」



馬のことか・・・確かにそうだけど・・・

ノワールさんはそこから一回り大きいし・・





ノワ「その偏見という色眼鏡は外すべきだよ」

ノワールさんそんな言葉どこで覚えたの・・・





「後ろめたそうにするから怪しいんだよ。堂々と「何か問題でも?」って顔をしていれば意外とバレないと思うよ・・・ボクは・・」





俺もノワールさんにはお世話になってるし、協力することはやぶさかではないけれど





ノワールさんの提案でシンカはノワールさんに騎乗して街道を行くことになった・・・




ノワールの背にまたがって街道を進む・・・

ちらほらと道行く人にすれ違う・・・




・・・

・・・・




ほら・・・すごい訝し気な目を向けられているよ・・・ほら・・・

悲鳴上げて逃げようかどうか悩んでいる目だよ・・・




・・・

・・





「ね、大丈夫だったでしょ?」


・・・大丈夫だろうか


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