巻藁について

巻藁まきわらとは

束ねたわらを縄で巻いたもの。見た目は米俵に似てる。

2mくらいの距離から巻藁に向かって弓を引いて練習する。

束ねた縦の方向に矢が刺されば、矢も巻藁も傷まない。よくできてるよね。

自分の型を見る為に、近くに大きな鏡を置いていることが多い。

的に向かって引く前に、まずは巻藁で身体の動きを確認するので、時間によっては混雑して行列ができる。行列に見られながら巻藁を引くときの緊張感たるや。

たまーに、めちゃくちゃ固い巻藁があって、刺さった矢が抜けなくなることもある。そういうときは力持ちキャラが呼ばれる。


巻藁矢まきわらや

巻藁専用の矢。

普通の矢と違って、矢羽根が付いてない。一見、ただの棒。なので通称「棒矢ぼうや」。

あと、矢尻の部分が尖ってて弾丸みたいな形になってる。これは巻藁を傷めないようにするためらしい。

(普通の矢の矢尻は、哺乳瓶みたいな形で、先端は少し平べったい。)

ちなみに、矢羽根が付いていない巻藁矢を、もし普通に的に向かって射るとどうなると思う?

矢羽根が無いから回転しない。だから、面白いくらい曲がるんよ。

……危ないので絶対やっちゃダメだよ!

(夜、一人で練習してるとき、興味本位でやりました。反省してます。)

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