身体について

押手おして

左手。弓を持つ方の手。

弓手ゆんで」とも呼ぶらしいけど、そう呼んでる人は周りにはいなかった。

弓道の場合、左利きでも右利きでも、必ず弓は左手に持つ。これも洋弓との大きな違いだね。


勝手かって

右手のこと。弦を持つ方の手。

弓手ゆんで」に対比して「馬手めて」って呼び方もある。馬に乗るとき、左手で弓を持って右手で手綱を握るってのが由来らしい。


うち

左手の掌の内側のこと。

弓を引くとき、掌の内側が弓でギューって捻られる。ここはコツが要る。

「手の内」の作り方が上手いか下手かで、的中率は大きく変わる。

慣れないうちは結構痛い。豆ができたり皮がむけたりすることもあるので、テーピングをする。

……でも、掌にテーピングなんて、なんか格好いいよね。手の内側だけだし。

だから、手の内が痛くなくなってもテーピングしてたり。

部活以外のときも、あえてテーピングしたままにしたり。


あうう。思い出すと恥ずかしい……。

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