第7小節ー本人なしで悩む
「これがアコースティックギター、エレキギター、こっちの弦四本のがベース。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス。」
弦楽器を次々と見せてもらっている。
「他にも、ウクレレとかマリンバとかシタール、二胡もあるし暇なったら琴ちゃんと楽器触ってていいよ。」
「はい、ありがとうございます。」
バイオリンやチェロとかはクラシック音楽でよく使われているからわかるんだけど……シタール?二胡?ってどこの国の楽器なんだろう?
【とりあえず、エレキギターやってみない?鈴ちゃんと3人でバンド組みながら練習の方が楽しいんじゃないかな。】
小さいホワイトボードなのに、びっしり字を書いている健さん。
「それは楽しそうだね。鈴迦もそろそろ人に慣れて欲しいし。」
「でも、あまりムリをさせてもダメだと思いますよ?」
「そうなんだよねぇ。」
悩む琴音ちゃんと奏人さん。
【彼女が決めればいいよ。あの子のドラムはとても楽しいから、一緒に演奏してみたいけどね。】
「そうだね。楽しいから一緒にやってみてほしいね。」
鈴迦ちゃんが決めることで落ち着いた。
だけど、その前に……。
「基本、覚えないとだな……。」
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