第7話 介護業界の日常とは

とりあえずハローワークの職員さんから、今回何件かおすすめの求人というものを出してもらった。



先ほど上げてもらったように私個人は交代制で働いたことがないのでとりあえず特別養護老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅を除いて貰った。



残りは訪問介護と福祉用具専門員、そして小規模多機能とデイサービスなどであった。


その中でも一番良いとハローワークの職員さんが言ったのはリハビリ通院型のデイサービスや小規模多機能が良いといわれた。



リハビリ通院型のデイサービスや小規模多機能とはどのようなものなのか?私は簡単に職員に聞き、その日の夕方、いくつかのリストを家に持ち帰って自分でどこを受けようか考えてみようと思った。


とりあえずハローワークの職員さんがおすすめだといわれた小規模多機能型、リハビリ付きのデイサービス。



その説明をするにはまず高齢者の状態や介護保険の制度からわからないといけない感じである。


そもそもここ最近このような老人施設が出来てきたが、今現在、家で家族の精神や身体が重くなり、家庭や仕事に影響が出てくることが増えたため?にできたらしい。


そして介護保険制度もここ最近ほんとにできたばかりらしく、その老人の要介護状態と言われているのはどうやら要支援1、要支援2、要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5という風にその身体や精神の重さの度合いによってランクがあるようである。


そして介護度のランクに応じて特別養護老人ホームサービス付き高齢者向け住宅やデイサービスに通える日も変わってくるらしい。



簡単に言えば要介護度が重い人ほど特別養護老人ホームなどで1日中24時間老人を見てくれるところもあれば、半日だけや1日だけのサービス、もしくはリハビリをしてくれるところもあるらしい。



こう考えると特別養護老人ホームが一番きつい感じである。それはやはり交代制で24時間老人を見ていないといけないからだろう。


だが、そこらへんはやはり給料の面は他よりかは少し高いほうである。


そしてリハビリ型デイサービスや小規模多機能のほうであるが、簡単に言えばこちらは要支援1から要介護3ぐらいの人たちがリハビリをとおして身体や精神の状態を維持、もしくは改善させていこうという感じである。



リハビリデイサービスや小規模多機能には介護職員、生活相談員、事務員、ケアマネジャー、そしてリハビリスタッフである作業療法士や理学療法士がいる。


その中で介護職員がすることを調べていくと、介護職員の場合は午前出勤してきたらお風呂の準備とその前の利用者さんの状態の確認、そして送迎をして利用者さんを迎えに行く。そして戻ってきたらバイタル=血圧や体温、酸素濃度などを看護師さんに測ってもらい、お風呂に入れていく。いわゆる入浴介助と言われているようである。



そして午前はほかにもリハビリスタッフ=理学療法士や作業療法士さんの補助をしたりする。


そして午後12時ぐらいから昼食の準備をしていく。この場合、要介護度の軽い人は自分で食べれるが、重い人は介護士や看護師さんらが見守り、もしくは食事介助をしなければならない。



そして昼食の間に交代で1時間から45分ぐらいの休憩時間が入る。



午後になるとまたリハビリスタッフさんの補助をしたり、今度はレクリレーションをしたりする。そしてレクリレーションが終われば今度は3時ぐらいにおやつを食べて、4時ぐらいにまた送迎で送っていく。そこから帰ったら掃除や明日のレクリレーションの準備などがある。


簡単なデイサービスの一般例というものからこの仕事を例にとってみたが・・・・過密なスケジュールといえばいいのかどうか、正直わからない。




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