第26話 聖教育 2

2人は体を近付けさせながら寝ていた。朝になり起きてきた葵が部屋のドアを開け中に入りベッドに向かう。寝ぼけていたがベッドで向き合って寝ている2人を見てその寝ぼけが吹っ飛ぶ。ベッドに入っていき瑛斗の寝顔を見た。その幸せそうな顔に葵は余計ムカついていた。そして瑛斗の頬を思い切りつねった。


「…っ!!!痛い痛い!!」


「瑛斗?昨日の夜アリスちゃんと何してたのかなぁ?」


「痛い痛い!な、何もしてないって!」


2人の言い争いを聞いていたアリスが目を覚ました。目をこすりながら葵と瑛斗を見ていた。アリスはあくびをしながら瑛斗に話しかけた。


「昨日ぉ?瑛斗の聖なる液体を飲んでから寝たの」


「聖なる…液体?瑛斗、なにそれ?」


「えぇ!?そ、そのままだよ。聖なる液体…」


「聖じゃなくて性なる液体でしょ!?アリスちゃん、その液体って白色だった?」


「うん、白色だった。味が変な味したけど…」


ふぅ、と葵がため息をつき瑛斗を見た。微笑んでいるがその微笑みが怖く感じた。


「瑛斗……ひどいよ」


「ごめん…もうやらないから…許して?」


「ひどいよ!アリスちゃんだけにそういう事やらせて!私にもやらしてよ!」


「え?そっち?」


葵が布団をめくると、瑛斗のズボンに手を伸ばし一部だけをめくり瑛斗の瑛斗を出した。瑛斗は必死に押さえるが葵の手は止まらない。葵は瑛斗の瑛斗を握り上下に動かす。高速に動かしたりゆっくり動かしたり色々なパターンをやっていた。アリスとは違う感覚で瑛斗は思わず声を上げてしまった。その行為をする事、5分ほど経っていた。


「まっ…葵っ!」


「気持ちよくなってもいいんだよ?え・い・と?」


葵の甘えたその声に反応してしまった瑛斗。そしてもう我慢の限界に達していた。瑛斗の体がビクッとなり、葵が上下に動かすスピードを緩める。そして葵の手には白濁とした液体が付いていた。


「瑛斗…飲むね」


「うん…いいけど…」


白濁とした液体のついた指を口に運び舐め、飲んだ。瑛斗と葵がこういう事をする事はほとんど無かった。そもそも葵は男の精なる液体を見た事が無かったが初めて見る白濁とした液体を見て驚く事は無かった。逆にマジマジと見ていたのだった。


「へぇー…こんな味なんだ…」


夢中になりきながら舐めたり触ったりしていた。瑛斗はそれに照れていた、アリスもそれをじっと見ていた。2人とも変態に変わってしまっていたが、瑛斗はそんな2人の事が大好きでたまらなかったのだった。


一通りの行為を終えた瑛斗と葵。3人はベッドから降り朝食を食べるために建物の長い廊下を歩き食堂へと向かって行った。

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