第25話 聖教育

「ねぇ2人とも!起きて!できたよ」


アリスが2人の体を揺らす。葵はすんなりと起きたが瑛斗に関しては熟睡してしまっていた。それを見たアリスが瑛斗の頬に思い切りビンタをした。ビンタした音が部屋に響きわたり、瑛斗は頬を触りながら目を覚まし体を起こした。


「痛ぇ…やったのアリス?」


「うん、起きなかったから。それと磨き終わったよ」


「お、マジか。見せて見せて」


2人がアリスの持っているダイヤモンドの原石を見た。ダイヤモンドというよりもサファイアのような輝きをしているダイヤモンド。3人はそれぞれに目を輝かせそれを見ていた。


「こんな色になるんだね…。すごい綺麗」


「だな…。葵と同じくらい綺麗」


「もう!何言ってるの!照れるじゃ無い!」


葵が照れながら瑛斗の肩を殴った。肩の痛みとビンタされた頬が痛かったが瑛斗はそれを我慢してなんとか乗り切った。


「部屋に飾っておくからいつでも見ていいからね。もし盗んで売ったりしたら山の上から紐なしバンジーしてもらうからね」


「こ、怖っ。てかバンジーって言葉この世界にあるんだな…」


「確かに…意外かも」


アリスが自分の私物などが置いてある場所にそのダイヤモンドを置いた。2人の元にアリスは戻り3人はベッドに座った。


「エイトー…今日一緒に寝ない?」


「ん?いいけど、葵が…」


「それなら私も一緒に寝るよ?アリスちゃん」


「あー…ちょっと2人きりで話したい事があって…アオイちゃん安心して。エイトを奪ったりは絶対にしないから。ね?お願い…」


「本当?うーん…ならいいけど…。絶対に奪ったりしないでよ?」


「うん!絶対にしない!」


その後3人は夕食を食べ、それぞれにお風呂等を終え再びアリスの部屋に3人は集まった。そしてしばらくダイヤモンドを見て葵が自分の寝室へ向かい、部屋を出て行った。


「さてと…やっと2人になれたね。エイト…」


「そうだな。でー…話したい事って何?」


「ちょっとベットで話そ…」


2人がベッドに行き布団に入る。そして向き合いお互いを見つめる。瑛斗はこんな事前にもあった気がしていた。その時、アリスの手が瑛斗のズボンに伸びた。そして瑛斗の瑛斗を触る。


「アリス…また?」


「いいでしょ?ダメならやめるけど…」


子犬のような目で瑛斗を見つめるアリス。その瞳に負け仕方なく瑛斗はそれを続けることを許した。アリスは色々な意味でお誘い上手な人だった。


瑛斗がズボンの一部を下げアリスに触らせる。アリスの腕が上下し布団が少しだけ動く音だけが鳴り2人は無言のままだった。お互いに額に汗を浮かばせながらその行為をしている。そして15分ほどアリスが触っているうちに瑛斗は我慢の限界に達してしまった。


「ちょ…アリス…手、離して…!」


「え…?」


アリスがそう言い手を離すが、間に合わず瑛斗は、瑛斗の瑛斗から白濁とした液体を出してしまった。そしてその白濁とした液体はアリスの手にかかってしまった。アリスはその白濁とした液体のかかった手を布団から出し顔の前に持ってきた。アリスは手にかかった白濁とした液体をまじまじと見ていた。


「何これ?液体…?」


「あー、それはー…そのー…聖(性)なる液体って言うやつなんだよ。男は全員出るよ」


「聖なる液体!?す、すごい…男の人から全員出るんだ…」


感動しながら手にかかっている白濁とした液体を見つめるアリス。瑛斗はそれを苦笑いを浮かべながら見ていた。


「それ、飲めるから…飲んでみたらどう?」


「飲めるの!?飲んでみよ、いただきまーす」


手を口元に持って行きその液体をアリスは口の中に入れ、飲んだ。


「…何これ、変な味…」


「聖なる液体だから仕方ないよ」


「うん…」


アリスが指についている白濁とした液体を全て口の中に運んだ。瑛斗はズボンを元に戻し2人はまた体を近づけた。寝る前にキスをし2人は眠りについたのだった。

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