第9話 決着

全身が紅くなった俺の機体は今まで以上の性能をみせた、無人兵器の超音波砲に

銃をつきつけ何回か撃ちぬいた。

倒れていた強敵も加わり無人兵器との死闘が始まったのだ。

しっぽによる攻撃で腕の関節部分のフレームが露出したもののかまわない。

むしろキックで岩になんども叩き付け倒れさせた。

仲間たちは意識を失っているからだ。

戦えるのは俺と強敵だけ、でもこいつは倒さないといけない、死ななくていい命が

奪われるようなら、戦うだけだ。

俺の機体は緑色の炎に身を包みいっきに剣を無人兵器に向け貫いた。

そのとき  しっぽによる強烈な一撃が左腕の関節部分を切断された。

腕はそのまま突き刺さったままだ。

無人兵器も相当なダメージを負っているはずだ。

仲間が持っていた大剣を借りた、片手だけでも充分だ。

強敵が無人兵器の牙を破壊した。

この一撃で貫けばいい、それで止まるなら、そう思った。

猛スピード駆け出ししっぽを一刀両断し、そのまま出力全開で無人兵器に向かっていく。

超音波砲もくらったがそんなのどうでもいい。

大剣が無人兵器を貫通した。

俺の機体も装甲があちこちがはがれおちフレームも露出した。

バックパックは片一方が爆発。

ブレードアンテナは曲がり、右肩装甲は大きな傷がついた。

右足は 装甲があちこちにひびが入っていた。

無人兵器はそのまま大爆発を起こした。

大剣は地面に突き刺さり、俺の機体も装甲の色などが普通にもどった。

顔の装甲も傷だらけだった。

強敵は無線で心配しこう伝えてきた。

「助かった・・・・・・・がこれはしばらくお互い出撃できないな、互いにこのダメージだ。  まぁ・・・・・また会えたらいいな」

整備ドックにて

俺の恋人は心配していた。機体もそうだが乗ってる側も相当なダメージを受けるからだ。

炎の中立ち尽くす傷だらけの俺の機体、恋人はこういった。

「やっぱり格闘戦メインに作り直さないと、銃とかは手にしまいこんでおけば・・・・・・」

このたたかいのあと俺の部隊の機体たちはしばらく戦場に出られなくなった。

全機大幅な改修が決まったからだ。



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