第5話 うばった機体

さて・・・・今回の戦闘で奪った機体だが整備士が手を加え俺たちの国のものとなったのだ。

まず整備と改造は装甲をすべて外すことが最優先となるのだが

それはあっというまに終わった。

装甲は俺たちの国のレアメタルが使われた。

武装は近接のみの薙刀だ。

どうやら俺の機体と同じヒガンバナシステムが採用されていた。

パイロットがもてあましていたらしい。

ヒガンバナシステム搭載機はカメラアイが両目についており

神経接続行う際視界を確保することもでき、なにかと便利なのだ。

いくら腕がたつパイロットでもシステムに馴染むには数日必要だ。

俺の機体同様に彼岸花の紋章が描かれた。

装甲の色はグレー、つまりは灰色だ。

俺はヒガンバナシステムに馴染むのに数日はかからなっかた。

むしろ自分のものにしたのだ。

だから性能を引き出して戦うこともできる。

それ以上も。

これからこの奪った機体は新たなパイロットともに戦場に舞い戻ることになる。

敵の隊長は教官送りとなった。

罪滅ぼしのつもりだ。

俺の機体は無傷だったが 洗浄作業はまぬがれなかった。

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