第5話 厚生労働省の地下

am11:00


地下へ降りるエレベーターの中にいた。


厚生労働省の案内人についていく。


こちらで、お待ちください。


そう告げて、案内人は帰っていた。


個室に入り、俺は焦りを隠せなかった。


部屋にノックが響くと同時に黒のスーツに包まれた痩せ型の男性が入ってきた。


『本日はお越しいただきまして、あ、りがとうございます』


聞き覚えのある電話だ。


あ、昨日の?


『そうです、電話をさせていただいた鈴木です』


鈴木さん、早速ですが国の仕事とは?


『では、柳田さんのご要望道理に』


ピッッと音がなると同時にスクリーンが降りてくる。


『まずはこのスクリーンの動画をご覧ください』





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