【詩】徒然と眺める僕の心

馬鹿な人

何が起こるわけでもないのだけれど

ふと顔を上げてしまう。

でも

すぐに顔を戻してしまう。

そして笑ってしまう。

視線の行き場を見つけられなかったことじゃなく

ただ

何かに期待してた自分が

ちょっとだけおかしかった。

何でだろう？

考えてみる。

でも明確な答えなんて見つかるわけがない。

たとえ見つかっても

やはりつい顔を上げてしまうだろうから

あえて探さない。

考えるのは確固たる理由じゃない。

見上げて

そこに何を求めているのか

勝手に考える。

でも

何も見えなくて

結局あきらめる。

もしかすると何かが見えているのかも。

何が見えてるんだろうなあ？

そこに君がいれば

ちょっとだけ嬉しいかも。

……

今日は目を凝らしてみようかな？

　　　　　　　　　　　　　　～馬鹿な人～