第5話

レイとギルドに向かうことになった。


この街は、色んな種族がいる。


1番多く見かけるのは、人間だ。それもそのはず、この街は人間が造ったらしい。


ギルドに向かう道には、屋台の様な店が並んでいる。


どうやら、ギルドへ向かう道は人通りが多くその分商売が成り立つらしい。


肉の焼ける美味しそうな匂いが漂っている。


「いらっしゃい!安いよぉー!」


そんな声が飛び交っている。


俺は色々街を見ながら、ギルドに向かった。




ギルドに着いた。

すると、ギルドにいた三人組の男がレイに話しかける。


「おいおい、そこの可愛い君。そんな男はほっておいて、俺達と遊びに行かねぇ?」


ナンパしてる。


まあ、レイは超美人だもんな。スタイル良いし。ボンキュッボンだし。


すると、周りがザワつく。

「アイツ等馬鹿だ...」

「やべえぞ…」


「いや、お気持ちは有難いが、遠慮させてもらう」


「んなつれないこと言うなよぉ」


「私は行けない。大体、お前のようなチャラチャラした男は嫌いだ」


レイさんバサッと言いました。


「あん!?テメェ調子乗ってんじゃねえよ!?」


チャラ男達はレイに掴みかかる。


助けたいが、なんせ俺は弱い。無理だ。


「五数えるうちに、離さないとどうなっても知らないぞ?」


平然と言います。

「あぁん?舐めてんのかゴラァ?」


「5、4、3、2...」


しかしチャラ男ABCは離さない。



「1」


周りがさらに、ザワつく。



そういえばレイさんって、この国で一番強いとk(ry


「0」


その瞬間、人体から絶対に聞こえてはならない音がした。

────ゴキゴキ、ビキッ


「「「ギェェェエエエエエ!!!」」」


なんか、チャラ男達の方が可哀想に思えてしまう。


だが、しっかり回復魔法をかける。

流石レイさんだ。


「もう二度とするなよ?」


「「「は、はいいいい!!!」」」


そう言いながら、チャラ男ズはギルドから飛び出していった。


俺は、優越感に浸りながら三人が逃げていった方を見つめた。



「お騒がせして済まない」


流石レイさん!!礼儀がしっかりしとるわぁ...


レイさんまじかっけえ。




その後、俺は窓口で手続きを行い、カードを手に入れました。


これで、職業を選択出来るようになるらしい。


職業は結構あるらしいが、俺は折角だから魔法使いにした。


理由は?と聞かれたら、ロマンだからと答える。


ニート卒業だぜ☆


カードには、ステータスも表示されるが、自分以外は見ることが出来ないらしい。


流石魔法の世界。なんでもアリだぜ。


「今日は、もう日が暮れ始めたから帰ろうか」

「おう」


そうだ、精霊も見つけないと。

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