第4話
朝食を摂った俺達は、ウェナーの元へ向かった。
外に出たのは、なんだかんだ言って初めてだ。
この街には、レンガ造りの家が多い。
道もレンガで舗装されている。
まあまあ人も歩いている。
鎖で人を繋いで歩いている人がいた。
「あれは?」
「奴隷だな。繋がれている方は獣人のようだ。」
この世界にも獣人がいるらしい。
やったぜ。
ケモミミハーレムも憧れるよな。男として。異論は認めん。
そうこうしているうちに、の家につく。
「まあ、座れ」
俺達が椅子に座ると、が話し始める。
はこの世界の事を教えてくれた。
要約すると、こうだ
この世界は「ユグルド」と呼ばれ、「マナ」が存在する。
「マナ」というのは精霊の子供のようなものらしい。
「マナ」を使うことによって、魔法が使えるようになる。
しかし、人間がマナに直接干渉する術はない。
その為、まず自分の精霊を見つけるらしい。
その精霊がマナを操り、魔法を使うという訳だ。
尚、魔法の強さは精霊の従えるマナの量によって変わるらしい。
魔法は、水、火、風、土、闇、光、時、の七種類に分かれている。
当然、精霊やマナも七種類に分かれる。
自分に適した属性は鑑定スキルでわかるらしい。
鑑定スキルは、生まれつき備わってるものらしい。
「 鑑定」
すると、脳内に文字が浮かぶ。
ケイ・イズミ
職業 ニート
Lv.1
精霊 無し
適正属性 時
体力 12/12
攻撃 3
敏捷 124
その他 特になし
あら、ツッコミどころ満載じゃな~い♡
職業ニートってひどくない!?
俺の適正属性は「時」だった。
もしかして、タイムスリップとか出来たちゃったりして!?
チートじゃん。やったぜ。
ステータスをレイに伝えると、二人は固まった。
(お、もしかして俺の凄さに驚いちゃった感じ〜?)
「どうしたんですか?」
俺は何にも気付いてないように言う。
「実は時属性の人間は過去に4人しかいないのだ」
「ほう」
ところで時魔法って何が出来るのだろうか。
聞いた。
「重力を操作できたりするらしいぞ。ただ、言い伝えだからなんとも言えないが...」
まじかまじか!俺すごいんじゃね?
「ただ、敏捷以外のステータスが低いな。普通ならLv.1で100くらいが普通なのだが。」
(´・ω・`)
やっぱ現実はこうだ。弱かった。
続けると、こうだ。
この世界には、人間の他に、獣人、竜人、エルフ、ドワーフがいるらしい。
昔は戦争があったらしいのだが、今は特に無いという。
平和はいいことだ。うん。
そしてどうやら、街のギルドに登録をしに行かなければならないらしい。
「行こうか」
レイと一緒にギルドに行くことになった。
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