応援コメント

藤袴 その八」への応援コメント

  • >実に不愉快で情けなくなったが
    玉鬘さんは毎回不愉快な思いばかりしていて大変ですな……(;´Д`)

    今回は夕霧と玉鬘の和歌のやり取りですね。
    まず、夕霧から。

    同じ野の露にやつるる藤袴
    あはれはかけよかごとばかりも
    (同じ大宮の孫という縁で、喪服を着ている二人なのですから、申しわけ程度でもいいから同情のお言葉をかけていただきたいものです)

    「藤袴」は「藤衣(喪服)」のことを指しています。血縁者同士のゆかりの色としても、藤(薄紫)が使われているようです。
    あと、「かごとばかりも」という言葉を使った古歌(東路の道の果てなる常陸帯のかごとばかりも逢ひ見てしかな)があり、このキーワードに反応して玉鬘は求愛の歌を贈られたのだと察するわけです。

    次に、玉鬘の返歌。

    尋ぬるにはるけき野辺の露ならば
    薄紫やかごとならまし
    (お近づきくださるのに縁遠い間柄だったのなら、この藤袴の薄紫もその口実になったでしょうね。……でも、私たちは同じ大宮の孫という間柄ではありませんか)

    と、夕霧の求愛の歌を何とかかわしています。毎回、毎回、色んな人に求愛されて大変ね……。



    >なんも気づかないふりをして
    ここ、なにも気づかない、ではないでしょうか。

    作者からの返信

    もしかして、玉鬘は源氏物語で一番モテているのでは……?

    誤字指摘ありがとうございます。
    修正しました。