第18話 チュウさんちょっと昔
「どうも」
「やぁ久しぶり」
ドアを開けて勝ってに入ってくる身長180を超える男
「あれ?鍵はしまっていたはずなんだけどなぁ」
「ああそれはこの人は合鍵を持っているんだよ」
「あー!ノッポさんじゃないですかお久ぶりです」
「ノッポさん(まんまやないかい)」
セリフとツッコミを同時進行しながら再び会話に参戦する
「で、この人は?」
「この人はノッポさん、私の昔の友人だ」
「どうもノッポです、彼彼女とは旧友で昔はしょちゅうここに来てたんです」
「そーなんですか」
「よし、ここはちょっと昔話に浸ろうか」
あのころの家には俺とナナシ、それからエビフライさんもいた、それと流鏑馬ってケチな男もいたこいつのことをみんなでからかってた。
この4人で住んでたんだ、エビフライさんも流鏑馬もいつの間にかいなくなっちまったがな。
ノッポさんは3日に一辺くらいに来ていた、これはそん時の話だ
「なにあの流鏑馬が恋をした!」
「そうなんだよノッポさん」
「これは揶揄うしかいやからかうしかないよなぁ」
「同じ言葉じゃねぇか」
エビフライさん参戦
「おっ、エビフライさんも行くか今日デートに誘うとかで」
「おれにはそんな悪趣味はない」
「そうか、よしノッポさん行こう」
「よしきた」
こうして二人は流鏑馬のいる場所へと向かった
「あいつがすきになったのはたばこ屋の嬢ちゃんでな、高校生らしい。
んでもっていっっっも帰り路を付けて電柱の影から見てたんだとさいやー昭和だねぇ」
「だねぇ、でようやくストーカーをやめて告白することにした」
「それを見に行こうツアーの始まりはじ「ふざえんなバカ」 ばちーん
鈍い音がする響く
「いまのって…」
逆にこっちが電柱に隠れ様子をうかがう
「うわー」
見ると流鏑馬がその話していた女の子にビンタされ、振られたあとの後継であった。流鏑馬は倒れ女のようなポーズをとっている
「えっ」
「どうやらなんで振られたかわかってないみたいですね」
「だな」
「あんただったのね、いつも私の後をつけていたのは!しかもそれを私に告白したうえで好きですってなんなのあんた!どんな趣味の変態よ!」
「「「言ったのかよ!!」」」
「あれエビフライさん?」
「し~バレる」
「といってももう終わったみたいだぞ、というかこっちに向かってきているんだけど、ばれた?」
「逃げ「おい」」
「はいっ!」
「恋ははかないものなのよん」
「……」
「あーあったなそんなこと」
「懐かしいだろ、それ以来あいつ女性恐怖症になってまた大変だったんだぜ、あんときはノッポさんいなかったからな」
「で、今日久々に来た訳なのだが」
「うん、うん」」
「あと一か月で俺祖国に帰るわ」
「えっ、まじですか」
「そう、じゃなな」
「いや、そんなあっさり…はい、じゃあまた連絡します」
「うん、他のもじゃあな」
こうしてノッポさんは去って行った
「とりあえず、さよならパーティでも考えるか」
「うん」
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます