第15話 ニンニン軍団全滅!総統の最後!!

「という訳で我々は電車で基地へ向かうのであった」

「電車でいけるのかよ!」

「ほらもう着くぞ」

   「次は~ニンニン軍団基地前、ニンニン軍団基地前~」

「駅あるのかよ」

 交通に便利な悪の組織だった


      ニンニン軍団編スタート


「さてと堂々と入るか悪の組織か」

 そういうとチュウはどこからか取り出したバズーカを入口に向けていた

というか打っていた

「馬鹿――――」

 強烈な爆発音と煙がなくなり粉々に壊れた入口が見えた

「さぁ行くぞ」

「ほーんととんでもない奴」

 壊れた入口から中へと入る二人、しかしおかしなことに誰も出てこない

「どうやら俺達は招かれざる客という訳だな」

「おい、また入口が」

 見ると”Dr.オルス研究室”とかいてあった

「いるのかいないのかはっきりしない名前だな」

「ほひょほひょほひょいるよ」 

 不気味な笑い声のあとチュウ、バカ二人の足元に穴が開く

「しまっ」 穴に吸い込まれる二人

「やっぱり今日は厄日だーーーー」

 そんなセリフ一度も聞いていない


  明かり、光が灯る。それはまぶしくまるで太陽のように

「熱い…ここは?げっ十字架!!これは」

 チュウは巨大な十字架に手足を拘束され一歩も動けない状態にあった

それはバカも同様であった。そしてまぶしく熱い光の正体は巨大な照明であった

「ここはいったい」

「ほょ、目が覚めたゾンね。といってももう一人はまだ気絶中みたいゾンけど」

 さっき聞いた声だ、ゲスびてふざけてそれでいて腹の立ついいかた

「お前は俺たちを落としたのはたしか名前は」

「Dr.オルス おもに仕事は兵器の開発だゾン」

「おいそのゾンとかゆう語尾やめてくれないかすっげー腹立つ」

「それはできないゾンねー、ほひょほひょ」

 なぞの液体の入った試験管を片手に持ち猫背で御茶ノ水博士カット(阿賀博士カットでも可)の白衣を着た中年男性 Ⅾr.オルスは話だす

「お前たちをここにつれてきたのはお前たちに復習したいという奴がいるからなんだゾン。ではカモーン」

 そういうと奥の壁が開く、どうやら扉があったらしい。そこからでてきたのは

「久しぶりだなぁ、おい」

「お前はトマト男!!その姿は」

「お前にやられたあと俺はこの博士に頼んで機械の体を作ってもらったのさ、今の俺の名前はトマト男ではなく メカトマト男だ覚えてもらおうか」

「嫌だ」

 不毛な会話 沈黙 そして

「死ねー」

「えっもう来る感じ?俺動けないんだけど、こういう時って拘束解いてくれたりするもんじゃないの」

「ほひょほひょ、ニンニン軍団の中では常識よ。たとえどんな手を使って手でも勝てという常識よ」

「そのとおり死ぬものが悪いのだぁー」

 そう叫びながら前回損傷していないのに改造され長い鋼鉄の爪となった手でチュウを串刺しにしようとする

「うわーーーって止めたわ」

 そういうとチュウは十字架を破壊して手足を自由にする

「えっ?」

「えっ?」

 驚く二人

「なにお前ら、俺がピンチだとでも思ったの?」

「えっ、捕まったふり?」

「ピンポーン、じゃあな」

 その瞬間コンマ2秒、決着は一瞬でついた


「起きろ行くぞ」

「ん?ここは」

 バカを起こすチュウ 起こされるバカ

「実験室だ、でももう用はない。他の幹部の部屋に行くぞ」

「おっ、おおう(そうか俺が気絶している間にすべて終わったのか)」

 こうして二人は次の部屋へと向かった

「ここは?」

「怪人訓練施設か、いるんじゃないかっ!」

 しゃべりながらドアをけ破る主人公

「お前らか侵入者は、我が名は風神 ニンニン軍団史上最も最強の怪人幹部だ」

「へーー」

「本当は対人間用強化怪人 塩ラーメンをお前らにぶつけるつもりだったがいざ仕方なし、時間がなかった。よって俺が相手する」

「そうか、ならくたばれーーー」

 そういうとバズーカを構えすぐに発射した   が

「甘いぞ、我が名を忘れたか」

 そういうと彼は大きく息を吸い込んでそれを吐き出した

「うぉっすごい風圧だ」

「チュウ前!前!」

 見ると先ほど発射したバズーカ弾がこちらに戻ってくるではないか

「ゲゲゲの」「ゲー」

 その瞬間二人に弾は着弾した


「あっけなかったな、まさか自滅とはまぁニンニン軍団に逆らうからこういうことになるのだ」

「そうかそりゃあ大変だ」

「なに!」

 するはずのない声を聞き風神は爆発方向を見る

煙が消えかけているそのなかに彼らの姿はあった

「奥義 バカガード お前がいて助かったぜ」

(殺す)

 チュウはバカを盾にすることで致命傷を逃れたのだ

「さぁて100倍返しだ協力奥義」「えっ」

 そういうとチュウはバカの足2本を掴み彼を持ち上げると

「バカ千本ノック!!!!!」

 バカで相手をタコ殴りにし始めたのだ

「ぐあっ!!!」

「チュウあとで覚えてお」

「殴ってて聞こえねぇ!!」 

 そういったあとチュウはバカをはなし敵ごとふっとばした

「はいおわりー」

 敵は完全に伸びていた(バカを含め)

「やれやれだぜ」


「そう怒るなって、あとでなんか買ってやるから」

「俺はガキか!ったく」

「さて次はここかな」

「放送室って関係あるのか」

「とりあえずな、ではいつものバズーカで」

「やめ」

 聞く耳持たず、ぶっぱした

「あーあ、もし敵が反射系の能力者なら死んでるな俺達」

「そういうなって?」



幹部が一人  DJ・浩次  死亡


「さてと狗神にオルスに風神あと名前のわかんないやつこれで幹部は全滅かな」

「なんでだ?」「大体幹部は四天王って4人と決まっているのさそれに」

 前をみるとそこにはドアがその名前は

              ”総統の部屋”

「どうやら決着が近いみたいだしな」

「たしかに」

 そういうとチュウはドアノブに手をかける

「ここはバズーカじゃないんだな」

「ああ、総統とやらには聞きたいことが」

「待っていたぞ」

 開けた瞬間目の前に奴はいた


「うぉっ!お前が総統…なのか」

 その姿は真っ白なお面をかぶり黒いマントを羽織っていた

「いかにも、ディスクを返しに来てくれるとはありがたい、さてどこにある」

「返しに来たんじゃねぇ、俺の平和を脅かすお前ら組織を壊滅させに来ただけだ」

「ふふふ、面白いなお前」

「面白くねぇよタコが」


「それよりなぜこのディスクが重要なんだ」

「教えてやろう、それは私の能力で生み出したものだ」

 親切に教えてくれる総統

「私の能力は自分の弱点をディスクにするそしてそれを破壊するとその弱点は克服される。しかし破壊は困難、だから業者に頼もうとしたのだが」

「トマト男が落としてそれをバカが拾ったと」

「そうだ、それには私の弱点が入っているのだ、返してもらおう」

「そういわれてはい、、、お前なにを」

 チュウが見た光景、それは彼がお面を外そうとしているのだ

「なんの真似だ」

「見よこれが私の招待だ!!ハ!ハ!ハ!」

 お面を取った  その素顔は



「すっげー不細工」

「だからかくしていたのか」

 げっそりする二人、しかし

「あれ、なぜだ動けん」

「俺もだ」

 総統が再び話だす、しかもチュウの顎をとらえて

「私の能力その2だ、弱点を作ることも可能なのだただし一種のみだがな」

「まさかそれは」

「そう私の素顔を見たものは動けなくなる、さぁ私の幹部と共に地獄に落ちてもらおうか」

「ならこちらも奥の手だ、使いたくはなかったが」

「ほう見せてもらおうか」

「これだよ」

 そういうとチュウは口の中にあったなにかをかみしめた カチュ





『本日のニュースです。本日未明ニンニン軍団基地前にあるニンニン軍団基地が突如爆発いたしました、死者志望者はまだわからず捜索を・・・』




「バーズカーを撃っていたのはカモフラージュ、本当は爆弾を設置したかっただけさ」

「で、バズーカ―を放ったように見せて実際に発射していたのは弾ではなく爆弾だったと」

「そうその通り、オルスの時すでに使うか迷ったが思ったより十字架がもろかったからな、使わなったあとトマトのやろうをぶちどめしたかった」

「後半が本音だな、しかしよく助かったな俺達」

「ルートは把握していたからな、あの総統もわが身可愛さで逃げ出してくれたしな、しかしよかったあの能力もしアイツが視線を外しても金縛りが有効だったら終わってたかもな」

「フーン、どうせ他にも手はあったんだろ」

「まぁな」

 爆発し、でかい雲を空に生成している基地を眺めながら二人は話をする。

そしてその次の言葉は

「よし帰るか、総統も出てこなかったし多分死んだんだろう、ニンニン軍団は壊滅だ」

「そうか、そいつはよかった」

 そういうとバカは燃え盛る基地に向けてディスク3枚を投げ捨てる

「じゃあな」

 こうして男たちは電車で帰っていった

 



      ニンニン軍団編 完

                          バカ問は続く 

 







 



 



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る