第12話 プムギモー登場!!

ペット

古来より多くの人共に暮らし、感情を分かち合ってきた家族の一人

そして今この世界にもその喜びをしる者たちが…

「なにそれ」

「なにって、プムギモー」

「プムー」

 一瞬の空白そしてその空間を引き裂いたのは

「ふっ」

 一人の男の軽い息だった

「またまたへんなのきたーーーーーーーーーーー」


    うるさい叫びだった


「でなんだそれは」

「だからプムギモーだって」

「わーかわいい、触っていいですか?」

「わたしじゃなくてプムギモーに聞け」

 その生物はハムスターを飼う時とかに入っているかごのなかにいた

たわしにまゆと目と口と手足がついた何か。そうとしか説明できない

「…」

「わーさらさら~」

「お許しでたのかよ」

「次は私にも、その」

「おっエビフライさんが乙女な反応を!」

「勘違いするな私はただ…ただ触りたいだけだ」

「SUNAO」

 プムギモーは大反響だった、ただ一人を除いては

「ん?バカ、お前はいいのか?」

「いや俺は、それよりもそれ、どうしたんだよ」

「どうしたってお前それは…気がついたら持ってたというか」

「はぁ!!!???」

「まあかわいいからいいだろ。かわいいは正義!!だろっ」

 歯を光らせてさも自分の決め台詞のように言う

「ますます」

 プムギモーをにらみつけるバカ

「怪しい」

「おいやめろよプムギモーをそんなけがれた目で見るなよ」

「誰がけがれたっ!というかなんだよプムギモーって名前か?」

「ああ、”プムー”と”ギモー”しかしゃべらないからな」

 プムーとその生物は鳴く。というかそれは鳴き声なのかすらわからない

「ねー飼っていいでしょぉ、バカの食費減らすからさぁ」

「しょうがないわねぇ」

「おいなんで俺抜きで話が進んでいくんだ」

「あっいたの、プムギモーの可愛さで見えなかった」

 いるらぁと心の中で炎を燃やす

「さて飼うことも決めたし」

「あとは係ですね」

「ということでバカは食事係だな」

「なんでさ!!」

「俺とエビフライさんとナナシはプムギモーを愛でる係、あと残る仕事=人

でお前」

「そーすか、でミミズでもとってくればいいのか?」

「いいや肉」「肉だぁ?」

「そう松坂牛」・・・・・・・・。


「どうもこんばんにちわ 松坂牛専門家 牛田太郎です。好きなすきやのメニューはカレーです」

 そういうと男は後ろの絵を指さす

「松坂牛とは肉の中でも最高級の肉である。なに専門家のくせに情報が少ない?

うるさい、本編と関係ない話は多くしない主義なんだ、以上」


「それをこのたわしもどきに食わせろと」

「そうだ、お前こいつがかわいいだろ」

「いいや全然」

「バカヤロー」とほほに一発熱い拳一つ

見降ろされ目と目があった時彼から驚きのセリフが放たれる

「ただ殴りたかった」

このあと殴り返した

 


                     プムー(続くといっているらしい)



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