第9話 エビフライさんの愛 の巻
第8話をやっていた時エビフライさんはどこにいたのかそれを語る。
・
海
崖
荒れる波
この三つでイメージが涌くだろうミステリーのラストのような場所、そこに男一匹エビフライと書かれた大弾幕下に彼はいた。
「これでっどうだ!!」
彼はエビフライを作っていた。なぜこんな所で、修行のつもりなのだろうか、なんとも無駄な。
「いただきます」
彼は最初はなにもつけず、次に塩で、最後にソースをかけて食べる
素手で食っていそうなイメージがあるがしっかり箸で食べている。
「うむ」
渋い表情次に塩、ソースをつけそして!
「ダメだこれではエビフライに失礼だ」
それは静かな怒りだった。
高波が鳴り響き、エビフライさんを濡らす。
「一体、どうしたものか」
落胆する男そこにあり、しかしその問に答えるものはおらず、ただ波がその男の言葉をかき消すのみだった。のはずだった。突如暗雲立ち込める空からエビフライさんの頭上にきらびやかな光が現れる。
「ん、貴様、いやあなたは・・・」
エビフライさんがあなたは言い直した理由はその見た目にあった。
全身エビフライ色。髪の毛はエビフライで構成され耳にはエビフライのピアス、背中にこれでもかというくらい巨大なエビフライを背負っていた
そして乗り物からはエビフライにタイヤがついている乗り物らしきものにまたがって笑いながらこちらへとやってきた。
もちろん口にはエビフライを加えていた。
「わたしは…エビフライ…神」
「エビフライ神さま?」
「そうだ迷えるお前に最強又は最高のエビフライレシピをささげよう」
「本当ですか!!」
「うむ」
エビフライさんは迷っていた 最強をとるか 最高をとるか
「私は……」
・
そして8話あと
「でこれがそのレシピどおりに作ったエビフライか」
「黄金色に輝いていますね」
チュウ、ナナシが箸に挟み左右上下から眺める
「ではいただきまーす」
ぱくり
「普通だ」
「普通だ」
「普通ですよエビフライさ…」
バカが見た光景は食べながら涙を流す一人の男の姿だった。
「旨い、それ以外の言葉が見つからない。ありがとう神よ」
「エビフライは思ったより奥の深いものなのかもしれませんね」
「これが今回のオチ~~~!?」
つづく
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