「占いなんて」という方、是非、この作品を読んでほしい。
また、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という人にもお勧めだ。
この作品を拝読し、「占い」にも根本的な大きな違いがあったり、奥深い「占い」の世界だったりを見せてもらった。確かに、人間の未来を予測するのと、人間の過去から現在をみるのとは、まったく違う。
作者様いわく、「手相は天気図みたいなもの」なのだ。小生はこの例え話に思わず釘付けになった。
また、手相と一緒に見るという、人相も興味深い。
さらに、手相にまつわる様々な主人公の体験談も興味深かった。手相を中心にしたエピソードとその知識を書いているのに、全く芯がぶれないし、よくこの文字数で書ききったな、と感心しきりだった。
あなたの手相は、どんな天気ですか?
是非、ご一読ください。