50話 盗賊たちの爪痕

気がつけば朝。

結局リビングのソファーで一晩を過ごしてしまった。

腕を大きく上げて伸びをする。コキッコキッと関節がなる音を聞きながらコンディションの確認。

ん〜、いつもの時間よりは遅いが、悪くない朝だ。ま、少しばかり首が痛いのはご愛嬌ってね。

そういえば養父オヤジがいた頃はこんな朝は日常茶飯事だったな。そうだ、食べて飲んで騒いで、楽しくも慌ただしい毎日だった。

チェイスは目を閉じ昨日のひと時を反芻する様に思い起こす。

ケリーによると今現在リアム分隊長はデスクワークに追われているらしい。剣を握らせれば超の付く一流の勇士であり、長身で筋骨隆々な偉丈夫が机に張り付いている様子はなかなかに滑稽な景色と言えるだろう。

あの時は久しぶりに心の底から笑い声を上げた気がする。

ノリッチの森での後始末らしいが管理職の立場というモノはそれだけでも大変なのだろう。

・・・結局、賞金についてはケリーに話せなかったな。まぁ、それは仕方がないか、本来俺たちも知るよしもない情報だったし、ソフィーの持ってきた情報を信頼していない訳ではないが実際どうなるか分からない事だ。

信頼出来るという点においてはそうなるとソフィーがハーディー男爵の屋敷から拾って来た報告書は別の意味でも気にはなってくる。(拾って来たという事も含め)自分のあずかり知らぬところで監視が続いているのかも、と考えただけでぞっとしない話だ。

ケリーはこの件では無関係だろうが、とりあえず様子見か。

・・・ふぅ。

油断は禁物だが考えすぎてドツボにハマるのもよく無い。

気を紛らわす為、ふと我が家を見回すと(男所帯の為、状態は幾分察してもらいたい)散らかし放題という訳ではないが、だからと言って整理整頓が行き届いている訳でも無い事に気付く。

昨晩は三階の自室にはケリー、リビング奥の使わなくなった養父オヤジの部屋にはソフィーが泊まっている。因みに一階部分は倉庫いろいろな物置となっている。

ゲストをオリバーの部屋をあてがうのは選択だったので自分がこちらで寝ることになった訳だが。

短期参入とはいえケリー、仲間になったソフィーに至っては年若い女の子だ。それなりに気を使う面も多々ある事だろう。うん、そうだな。今日は大掃除と部屋割りを決めるとしよう。

問題は山積みだが、手っ取り早く手の届くところから解決する方向でチェイスは今日の予定を構築していくのであった。


「何はともあれ先ず朝食の準備だぁなっと」


ガチャンッ!

ソファーからガバッと起き上がると、ほぼ同時に奥のドアが開いた。

現れたのは寝間着姿のソフィーだ。亜麻と思われる布で縫製された青色の上下、少しサイズが大きめなのかダボダボな感じと胸元の猫のアップリケが可愛らしい。

って違う!

問題なのは彼女の手には刃渡り十数センチのダガーが握られている点なのだ。

フラフラと揺れるソフィーの身体とは裏腹に、ダガーの切っ先はこの俺を確実にロックオンして離れない。


「お、おはよう、御座います。そ、ソフィーさん、チョットおちついてみましょう、か?」


万歳をして降参のアピールをするも『多分無駄なんだろうなぁ』と思ってしまうのはソフィーの視点が定まっていないからだ。

この娘も随分と酷い寝ぼけ方をしてくれる!しかも刃物を持っている分オリバーよりも質が悪い。


「ん、むぅ・・・ウマ、ここでトマッタ?・・・うん、イイだろう・・・ソトにデろ、ワタシが、アイテになって・・・ヤル」


寝言、か?

ソフィーはこちらにダガーを向けたままでブツブツとやはり物騒な一言を漏らしている。

どうやってこの娘をなだめるべきか、そんな思考をめぐらしていると。

ドンッ、ドンッと、今度は背後にあるドアを叩く音が鳴り響いた。

吃驚して思わずビクッと身体が震える。同時にソフィーの手からもスルリとダガーが滑り落ち、床にトスッと刃の半分程綺麗に突き刺さった。

木目調のクッションシートの下は結構頑丈な素材だったとチェイスは記憶している。

・・・手入れもしっかりと行き届いていて何よりだ。

残った剥き出しの刃が彼女自身に向いていないのは幸いと言うべきか、彼女が自傷する事はなさそうだ。

ソフィーは床に突き刺さったダガーを抜くでもなく腕をこちら側に構えたまま(ダガーを落としている事に気付いていないと思われる、っていうか元々寝ぼけている!)フラフラと揺れている。

参ったな。このまま玄関に向かうべきなのだろうが全くこんな時間に一体誰なんだ?

取り敢えず出来るだけソフィーを刺激しないようにゆっくりと、ゆっくりと玄関の方へと向かう。

その間、ゴンッゴンッというドアを叩く音量が大きくなっていく。

来訪者はどうしても俺、あるいはオリバーとの面談をお望みの様だ。

今そっちに行く行くからチョット待て!

心の中で叫びつつドアの前で振り返るとソフィーはふらふらと揺れたままでその場から動く気配は無かった。

またもや『ふぅ』と盛大にため息を一息つきつつ。

「はいはい、どちら様で」とドアの覗き窓を開くと知り合いではなかったが、『この界隈で知らない者はいない』そんな格好の二人組が険しい顔で立っていた。

警吏、だと!?

人口が密集する都市圏には欠かせない治安部隊。

勿論、善良な市民にとって正義の味方と捉えて差し支えない。

見知った装備からして目の前の彼ら自身もまた『ヴァルキリュア』装着者である事が確認出来る。

警吏の立場を強調する天秤の紋様の入った警棒を腰に帯び姿勢正しく立つ姿は悪を正すための一振りの剣のようである。

時として『ヴァルキリュア』を身につけた犯罪者を取り締まるため、対人スキルに特化した訓練が施されているというが実際どうなんだ?一戦士としてその実力に興味は尽きないが・・・まぁ、俺たちにやましいことはないし、こいつらとお手合わせする事なんてない、よな。


「あっ」


しかし、思わず後ろを振り返る。

未だふらふらと揺れるソフィーがいた。

封書の猫ババが男爵にバレたのか?

ここぞとばかりにイロイロ嫌な予感が頭を巡ってきた。

泥棒猫ソフィー連行の巻。

錯乱したオリバーがソフィーを助ける為に屯所に斬り込む。そんな物語ストーリーが一瞬で出来上がった。

ああ、屯所に斬り込む前に為すがままに捕らえられていくソフィーを見捨てたこの俺が、まずぶった斬られっちまうな。


「・・・チェイス・シンは在宅か?」


どれぐらいの間空想に耽っていたのか。ドアの前に立っていた警吏が声をかけて来た。苛立ちよりも何か言い淀む様な暗い声色にチェイスも正気を取り戻す。


「あ、いや、すまない。ちょっと寝ぼけていた様だ。チェイスは俺だ」


「我々は第二警備隊所属セオン、そしてリスナだ」


二人は籠手ガントレットの手の甲をかざし自分の身分証を映像として映し出す。

浮き上がった上半身の立体映像は若干霞んで見えたが当人に間違いはない。

さて、どうしたものか。

とはいってもここまで来ればドアは開けざるをえない、それでも後ろのソフィーを刺激しないよう自分の顔が出る位の隙間でドアを開ける。

直接のご対面、しかし二人の警吏は突然の来訪の理由を一向に口に出せずにいる。


「?」


やがて正面に立つ若い警吏セオンは伏し目がちになっていた姿勢を改めて正し真剣な面持ちを此方に向けるとハッキリとこう告げた。


「・・・君の師匠であり、お父上のロラン・シン、彼の墓が暴かれた。馬車を用意している、直ぐに霊園に来てくれ」


頭が真っ白になる。そんな言葉を体感するのは初めてだった。

その言葉の意味を理解するのに一体どれ程の時間が必要だっただろうか?


「・・・そんな、バカな!」


チェイスはたったこの一言を絞り出すので精一杯だった。



数時間後。

俺たちは衛星都市の癒しと憩いの場としても知られる公園墓地に近付いていた。

それこそこの事件に全く関係のないケリーやソフィーも一緒に付いてきているが、此処に至るまで終始無言ままだ。オリバーでさえ神妙な面持ちになっている。

もっとも最初の知らせを聞いた時は、怒りにまかせて訪れていた警吏に詰め寄ったものだが、むしろ今の静けさがいつまでもつのか心配でならない。

外壁の内側を走り抜けると、公園墓地に通じる専用の通路前には数人の警吏が人々の往来を制限しているのが確認できる。

馬車から降りた俺たちは迎えにきてくれた警吏を先頭に何事かと寄り集まっていた人盛りを掻き分け通路を潜る。

普段は出入りは自由ではあるものの要所要所に設営されている守衛付きの門を潜らなければ目的地に辿り着けないのは此処がある意味特別な場所である事を教えている。

モエルバッハ北北西に位置する閑静なこの場所には都市部を囲む無骨な外壁とは全く違う美しく鋭角な意匠の施された防護柵が張り巡らされていた。

3メートル近い高さの門を潜り抜け、分岐する緑豊かな園路を迷わず左手へ、『墓地区画』へと足早に向かう。

程なくして規則正しくなだらかに建ち並ぶ白い墓石群が見えてきた。

この場所は元来管理の行き届いたとても美しい場所であり穏やかな空気を醸し出している癒しの空間なのであったのだが、今はそんな心安らぐ雰囲気は消し飛んでいた。

殺伐とした空気を纏う制服姿の警吏達が幾つかの墓を取り囲んでいるのが見えた。

どうやら盗賊供は親父達の墓だけでなく、ここら一帯の墓を暴いて回ったようだ。

そしてその様子を確認したオリバーは一目散に走り出す。親父達の眠る場所へ向かって。


「オリバーさん!」


叫んだのはケリー、俺はその声でやっと我に返っていた。

既に事件については知らされていたというのに改めてその状況を目の当たりにして一瞬の間惚けてしまったらしい。


「・・・くっ !」


呻きにも似た声が出た。瞬間。

ダッ!

オリバーの背を追うようにチェイスも走る。

待て!そんな声と俺の名を呼ぶ声が聞こえた気がしたがその足は止まる事はなかった。

親父たちの墓所に通じる通路を塞いでいた一人の警吏は先に走り出したオリバーに気づき手槍の柄の部分を前に押し出し制止をかける。


「止まれ!今は立ち入り禁止だ!」


「ふざけんな!迎えを横越したのはそっちだろ、家族と、師匠の墓が荒らされたんだぞ、黙っていられるか!」


「オリバー、落ち着け!」


いまにも殴りかかんとするオリバーを追いついたチェイスが羽交い締めにする。言っておいてチェイスもその言葉を自身に言い聞かせていることに気づく。

落ち着け!落ち着け!落ち着け!

危なかった!正直、俺が此奴より先に通せんぼを食らっていたら同じように殴りかかっていたかもしれない!

通路番は一人だった。力づくで強行突破も出来たかもしれないが後々の事を踏まえればそれは得策ではない。


「チェイス!は、離しやがれ!」


こっちの思いは御構い無しか!

オリバーはジタバタともがいてチェイスを振り払おうとする。しかしチェイスもしっかりとオリバーを羽交い締めにしており微動だにしない。そしてそうこうしているうちにソフィー達も追いついてきた。


「ん、やっと追いついた」


二人は戯れているように見えたのかやれやれといった感じで両の手を振るソフィー。その三人をさらにすり抜け、ここまで同行していた警吏たちセオンとリスナが通せんぼしていた同僚に敬礼し話しかける。

結局の所、彼らの取りなしがなければ目の前の彼処に辿り着くことさえ出来ないのだ。


「トレヴィン様に取り次いでもらえるか?チェイス・シンをお連れしたと言って貰えば分かる筈だ」


さすがに構えを解き、通路番はインカムを操作しはじめる。必要な手順なのであろうが一々もどかしく感じる。

そんな様子を見ていると。


「おいチェイス、いい加減に離しやがれ。男に抱きつかれる趣味は俺にはねーんだよ」


やや疲れ気味の声でオリバーが文句を漏らしてきた。


「おっと悪いな」


言いながらオリバーを解放する。

アンダースーツも無しに『ヴァルキュリア』装着者同士が取っ組み合いをすると生身の方が持たない。

暴れていたオリバーも本気をだしてチェイスを振り払おうとしていた訳ではなかった様だが、やっと色んな意味で落ち着きを取り戻した様に見える。


「チェイス・シン、オリバー・グレイ!」


俺たちを呼ぶ声が親父たちの墓の辺りから響く。

見てみると警吏達の人だかりの中、一人こちらに手を振る白髪の騎士がいた。

あの騎士には見覚えがある。確か辺境伯に仕えている騎士の一人だ。


「お呼びがかったんだ。行っていいんだよな!」


彼が此処にいるのは不思議だったがそれよりも『あの場所に早く行きたい』その願いが優先された。


「あ、ああ構わん、行くがいい」


言って道を開ける通路番の警吏を押しのけ再び走り出すチェイスとオリバー。今度はソフィーとケリーもその後に続く。

一気に白髪の騎士の前まで辿り着いた。結果、親父の、オリバーの家族の墓の前で立ち止まる形となった。


「な、なんてこった」


最早そんな言葉しか絞り出すことしか出来なかった。

オリバーに至ってはその有様に目を奪われたまま言葉も発せず身動き一つ出来ないでいる。


「・・・これは、酷いです」


ケリーの呟きは端的ながらも的を射た表現だった。

墓石は地面から荒々しく剥ぎ取られ、その下にあった小さな納骨室が剥き出しになっている。納骨室には頑丈な石蓋があったのだが、それは二分割に切り裂かれ、無造作に取り除けられ転がされるままにされていた。室は泥だらけであり、何よりもそこに安置されていたふたつの石櫃のうちがなくなっていた。

やはり、養父ロラン・シンの石櫃か。

嫌な予感が的中してしまった。

取り残されたのはオリバーの家族の石櫃。だがそれはオリバーにとっては問題では無い。


「犯人は誰だ!其奴は今何処にいるんだっ!」


白髪の騎士トレヴィンに詰め寄るオリバー。

チェイスもその後ろからジッとトレヴィンの、その整えられた髭で覆われた口元に注視していた。犯人の情報、一語一句聞き漏らすものか!


「・・・やはり盗まれたのは、ロラン・シンの遺品、彼の『ヴァルキュリア』か?」


トレヴィンはオリバーとチェイスに応える事なく、むしろ此方に確認する為の質問を返して来た。彼のその隻眼とは思えぬ眼力と声色には威厳があり有無を言わさぬ独特の力を感じさせた。


「ま、まずは俺の質問にっ・・・」


気圧されながらもオリバーは前に出ようとしていたがチェイスが彼を押しとどめた。代わりにオリバーの前に立ち、トレヴィンに負けずと睨みを返しながら応える。


「…俺たちにすれば、確かにそう言えるが奪われました」


チェイスの返答にトレヴィンはなにかしらを察したのか目を閉じ、そして頷く。


「了解した。この場は検分が済み次第、現状回復に入らせよう」


トレヴィンはそう言葉を残し身を翻してチェイスたちがやって来た別方向に足を向け始めた。

なにぃ、それだけか!

その先にも忙しなく現場検証に携わる警吏達が確かに存在していて彼が監督役(恐らく)ならば一つの場所に留まれないのは理解できるが、しかし

、正直、意表を突かれた。

オリバーの質問に全部ではないにしても少しくらいは此方に利する情報があっても良いのではないか?


「ちょっと待て!俺たちはギルドの勇士だ。だけど報酬なんていらねぇ。俺たちを賊の討伐に加わらせてくれっ!」


トレヴィンの、その背に向かってオリバーが叫んだ。

しかし、オリバーの申し出は通らないだろう。

状況を鑑みてこの件は警吏と自警団が扱うべき案件と言える。だが、チェイスも一縷の望みを掛けてトレヴィンを見つめる。

こんな非人道的な犯罪を行う犯人に落とし前を付けさせなければならない!

チェイスでさえ、暗い復讐心が身に宿るのを避ける事はできなかった。


「それは出来ぬ相談だな。ましてや私情に囚われているものを使うわけにはいかん。・・・お前たちが勇士というのであれば、勇士として成すべき事を成せ」


立ち止まったトレヴィンは、しかし全く此方を振り向く事なく断言した。その背中は『これ以上は関わるな』という意思を示しているように感じた。


「クソッ!」


流石にオリバーも交渉の余地は無い事を悟り苦々しく呻く。

ケリーはそんな落胆に項垂れているオリバーが気になって仕方がないが慰めの言葉が見つからない様だ。


「・・・オリバーさん」


その名を呼ぶ声はとても小さくて彼奴に聞こえたかどうか。

チェイスはケリーに代わりにそんなオリバーの肩を叩き組み寄せた。そして言い聞かせるように話し掛ける。


「・・・此処は警吏に任せよう」


ああ、分かっているよ。犯人は俺たちで取り押さえる。

表にだした言葉とは裏腹にそんな気持ちを込めてチェイスはオリバーの肩を揺らす。


「ああ」


オリバーも不承不承ながらも返事を返すが、その目は決して諦めてはいない。

どうやらこっちの思いは伝わった様だ。


俺は軽く頷き、後ろに控えるケリーとソフィーに向き直った。


「待たせたな。俺たち出来る事はない、行こう」


二人を先に促しオリバーに振り向くと当のオリバーは土に塗れ放題になってしまったもう一つの石櫃に目を向けている。オリバーの実の家族が納められている石櫃だ。

チェイスは現場検証にかかりっきりの警吏の一人に話し掛ける。


「なぁ、この石櫃もやっぱり俺にとってはとても大事な物なんだ。丁重に扱ってくれるんだよな?」


だが目の前の警吏が答える前に、まだこの場に留まっていたトレヴィンが宣言する。


「必ず丁重に扱おう。約束する」


この人の言葉なら信用に足りる。

そんな人の警告に背く様な行いをしようとしている自分に少し罪悪感を感じながらも、トレヴィンと警吏たちに頭を下げるチェイスはオリバーの腕を掴み立ち去ろうとする。


「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」


オリバーはその手を振りほどき、最後にもう一度だけ残された石櫃に目を向ける。


「・・・じゃあ、行ってくるぜ、皆んな」


オリバーは「待たせたな」と、チェイスの肩を軽く叩き返ししっかりとした足取りで二人は並び歩き始めた。その先にはケリーとソフィーが居た。そして四人は連れ立って墓地区画を出て行く。

トレヴィンは結局彼らの後ろ姿が見えなくなるまで見つめていた。


「私情を挟むな、か、私も他人のことは言えんな」


そんなトレヴィンの独り言は誰の耳にも入らなかった。

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