芥川賞なんてクソくらえ!

Jack-indoorwolf

第1話ああ、書いちゃった。

正直に言うよ、芥川賞とかクソだと思うね。

芥川賞がどうであれ、俺は何も変わらない。確かに俺の小説は商品じゃないよ。でもね、俺はいつもプロのつもりで執筆活動を送っている。それは揺るがない事実だ。何なら素人の俺に芥川賞をくれっていうんだ。


その一方で、派手に世間を騒がせたいね。俺の小説でさ。カメラマンたちにフラッシュたかれてさ。記者たちにインタビューされるわけだ。そんないやらしい願望もあるのは確か。


繰り返すけど、芥川賞を始め、文学新人賞なんてクソだよ。ありゃあセンター試験と何も変わらない。そのうちマークシートで小説書いてやる。


夜、空に浮かんだ月を見上げてごらん。ささいなことなんかどうでもよくなるから。

夜、空に浮かんだ月を見上げてごらん。ささいなことなどどうでもよくなるから。


月が俺に言うのさ。

「くだらんことは忘れろ」ってね。

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