第19話 自分を信じる事…。

皆さんは、自分を信じる事が出来ていますか?

私は、自分の事を50%くらいは信じる事が

出来ていると思います。

不安や心配の原因の一つに、自分を信じる事が

出来ないと言う心理的なものが関わる事もあるそうです。

強迫性障害に当てはめてみると、強迫行為を行ったのにも

関わらず、その行為をしたかどうかの記憶が曖昧になって

そこから、不安や心配が生まれてきて繰り返してしまいます。

自分がした行為を信じられていないのです。

私の場合だと、車のサイドブレーキの確認ですね。

目で見て分かっているのに、サイドブレーキから目を離すと

最悪の出来事を考えてしまって、不安や心配が起きて

確認する行為を繰り返してしまいます。

今では、そんな症状も軽くなっているので少しは自分の事を

信じられるようになってきた感じです。


自分を信じる事が出来ないのは、その人に問題がある訳では

なく簡単に言ってしまえば、環境なのです。

生まれてから今までの周囲の環境によって、そうなっただけです。

例えば、親や学校の先生、友人などですね。

人間は、100人いれば100通りの考え方を持っていると

私は考えています。

決して、同じ人間は存在しません。

同じ様に見えても似ているだけで、何処かは違うのです。


人は、大人になるにつれて親や他人から色々な事を

吹き込まれていきます。

その吹き込まれた事に心を支配されると、自分を徐々に

見失っていきます。(自分を信じられなくなってきます。)

自分が自分ではなく、ただ単に周囲の人間に作りあげられた

だけの人間になってしまいます。

自分を作るのは他人では無く、自分自身です。


なので、今まで親や他人から吹き込まれてきた事で不要だと

思う部分は、捨ててしまいましょう。

そして、これから蓄積されていく不要だと思う部分は、ため込まずに

すぐに捨ててしまいましょう。

自分らしさ(個性)は、大事だと思います。

自分らしさを取り戻す事で、少しずつ自分を信じられるように

なっていくと思います。


自分を信じる事が出来るようになれば、強迫性障害も徐々に

軽くなっていくと思います。

どうしても、自分を信じられないと強迫行為を繰り返して

しまいますので…。(汗)


かと言って、100%自分を信じられるようにならなくても

大丈夫です。

私自身も50%くらいしか自分を信じていませんから☆

それでも、強迫性障害はかなり軽くなりました。

なので、皆さんも自信を持ってくださいね。


強迫性障害は治せる。

そう信じていれば、回復への一歩を踏み出したのも

同然です。


100%自分を信じている人って、どんな人なのでしょうか?

無敵っぽいな………。(汗)


ちなみに、強迫性障害が酷かった頃の私は、1%すら

自分の事を信じていなかった気がします。

50%まで信じられるようになったのは、それだけでも

凄い事なのかもしれませんね。

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