第13話 症状が軽くなっても…。

強迫性障害の症状が軽くなってくると、少しずつ

強迫に費やす時間も減っていきます。

1日の大半を占めていた、強迫観念と強迫行為。

それが、1日のうちで数時間程度になります。

この頃には、強迫性障害にかなり無駄な時間を

費やしていたなと感じられるようになってきます。

強迫性障害で苦しんでいた時間は、本来は色々と

出来ていた自由な時間なので…。

もっと良くなれば、1日の中で強迫性障害に費やす

時間が1時間未満☆

嘘のように感じられるかもしれませんが、強迫性障害は

ここまで症状を軽くさせる事が出来ます。

勿論、強迫性障害を治したいという強い意志は必要ですよ?


今現在の私が強迫性障害に費やしている時間は…。

1日のうちで、1時間前後だと思います。

調子が良い時は、1時間未満。

調子が悪い時は、1時間を少しオーバーしてしまう感じです。


今、症状が重い方は、焦らずマイペースでいきましょう。

焦ると悪化してしまいます。

また、症状が軽くなってきた方は、更なる回復を目指しましょう。


ちなみに、ここからは症状が軽くなってきている人の為に

書く内容ですが、症状が重い方も頭の片隅に情報として

置いておいてください。


症状が軽くなるにつれて、精神的にも楽になってきます。

そして、時間にも余裕が出てきます。

新しい強迫観念が出てきたら、早い段階で消し去りましょう。


新しい強迫観念 → 消し去る → 新しい強迫観念 → 消し去る


強迫性障害が軽くなってきて最初のうちは、新しい強迫観念が

次々と頭に入ってきます。

新しい強迫観念が出てきて、それを消し去る。

これの繰り返しです。

苦しくて大変ですが、いちいち強迫観念を相手にしていればまた

悪化してしまい、今までと同じか、悪化の道を辿ってしまいます。


ここが、強迫性障害と言う病気の最後のあがきとでも

言っておきましょうか?

強迫性障害、往生際が悪いです。(笑)


ちなみに、この段階を乗り越えると更に強迫性障害は

軽くなります。

新しい強迫観念が頻繁に出てこなくなります。

起こりそうな強迫観念、全て出しきってネタ切れの様な

感じですね。


ちなみに、ここからも重要な話になります。

新しい強迫観念も頻繁に出なくなり、普通の生活に

だいぶん戻ってきた日常。

でも、油断してはいけません。

再び同じ強迫観念が襲ってきます。

それも、突然!

せっかく克服したのに、再来するのです。


例えば、手を洗う強迫行為が少なくなり楽になった日常。

そこに突然、強迫観念が戻ってきます。

それに1度でも付き合うと、急速に悪化の道を辿ります。

こちらも、再び戻ってきたのか…。 うざっ☆

くらいの気持ちで無視しましょう。

時間が経過すれば、不安も和らぎます。

私の場合は、車の運転ですね。

わずかな震動で、人を轢いてしまった!?

そう思っても、再び戻ってきたのか奴が…。

そんな感じで、無視しています。

それによって、特に何も問題は起きていませんし、人を

轢いていたら、それはもう、すごい衝撃ですよ。

車も無傷では済まないと思います。


再び戻ってくる同じ強迫観念。

何処を旅していたのでしょうね?(笑)

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