第11話 儀式行為を利用する…。

儀式行為を利用する。

この作者、何を言ってるんだ!?

バッカじゃない!? って思った人が何人、居るだろうか?

ほぼ100%の読者が思ったような気がするのは、気のせい

だと言う事にしておきましょう。(汗)


まず、儀式行為と言うものを簡単に説明すると…。


◇ 自分の決めた順番で、物事を行なわないといけない。


◇ その通りにしないと、最悪の事態が起きるかも?


などの不安から、いつも同じ方法で仕事や生活を

送らなければならない様な症状の事を言います。


普通の状態で考えると、不便な様にも思える儀式行為。

私の場合は、確認強迫が酷く、苦痛でした。

そんな時、自然と儀式行為をしていました。

その時の私は、儀式行為と言う言葉すら知りませんでした。

あとから、儀式行為をしていた事を知りました。


私が今でもよくしているのが、儀式行為でこの様なものです。


『 確認回数は、3回までにする。 』


この儀式行為のおかげで、数十回~数百回も繰り返していた

確認回数は激減しました。

10回くらいまでの確認であれば、生活に少し支障があるかな?

くらいで、済むのですが…。

これが、数十回~数百回の確認になってしまうと確実に日常生活が

強迫で満たされてしまいます。


ちなみに、儀式行為として確認回数は、3回までと設定はして

いますが、調子の悪い時は、オーバーしてしまいます。

強制で確認を終わらせて、あとから不安(ストレス)になる様な

事はしたくないのです。

強迫性障害を悪化させる危険性がありますし、無理はしません。

それでも、5回くらい確認すれば大丈夫と安心できますので

特に日常生活で支障を感じる事は、ありません。

ただ、これは一人の場合であって…。

友人と出かけた時とか他人と接する時は、神経質って言うのは

思われているかなと思います。

それでも、神経質で終わらせられるだけ良いと思います。

かつての私は、神経質ではなく明らかに精神異常者でした。

例えば、車のサイドブレーキをかけ忘れていないかを確認

する為に、車の中をじーっと何分も見ていては明らかに

不審者です。

警察が居れば、声をかけられていたかもしれません。


確認強迫や手洗いなどの回数で対処できそうな強迫行為の

場合は、儀式行為を有効活用するのも良いと思います。

強迫性障害を利用しましょう。

苦しみだけ残されるのは嫌です。

戦利品(儀式行為)の一つでも、利用しなければ…。


ちなみに、確認回数の儀式行為なのですが、確認回数を

いきなり3回までと設定しても絶対にうまくはいきません。

徐々に、確認回数を減らしていきましょう。


例えば、100回くらい確認しているのであれば、50回

くらいで終わらせる。

それが、出来るようになれば、50回から40回までに…。

40回で納得できるようになれば、30回までに…。

こうやって、儀式回数を徐々に減らしていく事で楽に

なっていきます。


ただし、少し前の話でも書いたように、100回確認

していたものが、50回の確認で済むようになったと

すれば、そこに余裕が生まれます。

そこに入ってきた、新種の強迫観念はすぐに打ち消して

ください。

新種の強迫観念にはまってしまえば、悪化するだけに

なってしまいます。

そして、設定回数が来ても安心できないような場合は

回数をオーバーしても気にする事はありません。

調子の悪い時は、誰にでもありますから☆

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る