第10話 強迫性障害は物語…。

強迫性障害の主人公は、誰でしょうか?

私は、強迫性障害の主人公は家族の誰かでも医者でも

無いと思っています。

強迫性障害の主人公は、強迫性障害を発症してしまった

人です。

強迫性障害になった一人一人が、物語の主人公です。

自分で試行錯誤して、強迫性障害を治すと言う強い意志。

強迫性障害を治すと言う物語の主人公です。

その物語を、ハッピーエンドにするのは、強迫性障害を

発症した人です。

ハッピーエンドを迎えられたら、ある程度まで普通の生活を

送れるようになっていると思います。

バッドエンドは、絶対にダメですよ?

必ず、ハッピーエンドにするのです。

物語をハッピーエンドにする為に、色々と試してみましょう。


さて、それではどのような物語にするかですよね。

主人公はあなたですっ! みたいに言われても

困りますよね。


参考になるかどうかは、分かりませんが…。

私の場合、強迫性障害が酷かった時、作っていた物語の

タイトルは…。


『 敵は自分自身である。 』 です。


明らかに、終わっているタイトルだなと今では思います。


強迫性障害は、楽にするのも自分自身。

苦しみを与えるのも自分自身。

心の中に居る、2人の自分。

1人は、普通になりたいと願っている自分。

もう1人は、壊れてしまった自分。

確認しろ! 洗浄しろ! など…。

どうしても、壊れてしまった自分の命令が優先されてしまう。

普通になりたい自分の意見は、壊れた自分には受け入れられない。

もともとは、1人の自分。

それが、2人になってしまったが故に、バランスを保てない…。

その状態が、私は強迫性障害だと思っています。


そして、ここで意見が分かれると思います。

私的には、2つ。

他の人から見たら、それ以上の意見が出るかもしれません。

私と類似した物語にしようかな? って思った人は特に…。


1つ目は、壊れてしまった自分を消し去ろうとする意見。

こちらを、消してしまえば強迫性障害は無くなる。


2つ目は、壊れてしまった自分も、もともとは1人の自分。

壊れてしまった自分も受け入れつつ、強迫性障害を治していく。


私は、2つ目の考え方で物語を進めていきました。

壊れてしまった自分は、今でも時々、攻撃(強迫観念)を

仕掛けてきます。

酷かった時は、全ての攻撃を受けてしまいましたが、今では

回避できるものもあります。

バランスが少しずつ、とれてきたのかもしれません。


今では、攻撃を回避できる事が多くなっているので、症状が軽く

済んでいるのだと思います。


私は、強迫性障害の皆さんが、どの様な物語を作るかは

分かりませんが、どんな物語でも応援しています☆

必ず、ハッピーエンドにしてくださいね!

過去は変えられないけど、今と未来は、変えられます☆

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