幼女
幼女だ。
「おい!お主いつまでわらわの無視をしておる!」
ハッと我に返った。そしてその幼女を見る。よぉーーーーく見るとオタク向けのアニメにでてきそうな、まぁ、なんだ、あれだ、
可愛い。
あ、別にロリコンとかじゃないぞ!なんて心の中で自問自答してると
「わざとかお主!?」
またまた幼女の声で我に返る。
「大丈夫!聞こえてる!ていうかここどこ?それに君は…」
「「何者なんだ?」」
幼女と声が重なる。
「ふぇ?」
「とりあえずそれはおいといて、本題に戻る。」
俺が変な声出たのは今は置いといて、そうだった。俺車にひかれたんだ。
んでここは?天国?地獄っぽくはないですなぁ。じゃこの幼女は?
「場所は正直どうでもよい。それと私をさっききから幼女と呼ぶな!」
どうでもいいんだ!?それとこの子さっきから心呼んでるっぽいなー。自分でも驚くほど冷静にいたけどここ天国だよな?そんなこと考えてると
「だぁーかぁーらぁー、場所は知る必要は無い!」
「まぁ私はお主たち人間から見ればそれくらいの歳じゃな」
「あと名前は無い!」
無いのか!?でも口調とは裏腹に今のだぁーかぁーらぁーとか、服装を見る限りは確かに年相応に見える。生意気だけど。ほら、今も幼女が「フンッ」と鼻息荒げてる。まぁ確かに幼女は可哀想か、どーしよー、どう呼ぼう。
「まぁ確かに会話をする上で幼女は嫌じゃ、そうじゃのお、まぁダニエルとでも呼べ」
いやいやいやセンス
「それで本題じゃ、単刀直入に言う。お主は死んだ。」
「あぁ、やっぱ?」
「なんじゃそのつまらん反応は」
「まぁ良い、それでじゃの、わらわは死んだやつにあと5日だけ余命を与えてやりたかったことややり残したことをやらせるのじゃ、まぁ冥土の土産じゃな。」
何を言ってるんだ…この幼z…ダニエルは。
ダニエルがさらに近づき俺を見上げながら言う。
「物は試しじゃ、いってこい!」
ダニエルが俺の体に触れる
「あ」
ダニエルに触られた瞬間眠気が急にきた、
あぁー。
だめだ。
目の前がかすれていく。
ダニエルが妖しく笑ってるのが見えた気がした。
朝だ。
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