【004】
【入学式・会場】
俺は、今日この学園【国立カードストリングス学園】に入学する。
理由は、【カード使い】の応用を覚え、基本を忘れない為だ。
まあこの世界で生きていくには、【カード】が必要不可欠だ素直に入学をしよう。
そして、30分後……
『これより第556回【国立カードストリングス学園】。入学式を始めます。 まずは、校長先生のお話……」
長ったらしい校長先生のお話が終わり、色々な事があり無事終了した。
これからは【クラス決め】を行う。
【カード使い】適性が高いほど上位のクラスに行けるらしい。
最初に会ったあの女の人を話しによると…
『貴女の【カード使い適性】は非常に高いです。だから暴走しない様にセーブをかけています。 そこんとこよろしくお願いします』
とかなんとか言ってたハズだから、普通クラスか低級クラスだろう。
「次の方、この台座に手を乗せてください」お姉さんに言われるままに台座に手を乗せる。
するとお姉さんはびっくりした様に、俺を見る。
「貴女……、凄い! 貴女は、【Aクラス】です!」すると後ろの方から『おおーー!』と声が発生する。
あっあれ? あの女の人はセーブしてるって言ってなかったけ?
すると急に、声が入ってくる。
『ごめんなさい、貴女の【カード使い適性】が強すぎて少ししかセーブできませんでした。 でっでもAクラスですよ〜 よかったじゃないですか?』と言う。
『うるせぇ! ちっ、仕方ない』
Aクラスは、優越感と尊自感に浸っている奴らが絶対いる……
そう思いながら、クラスルームに入る。
中は、広く古風な感じだ。
そうして俺は席に座る。
すると後ろから。
「ねえねえ、」と話しかけられた。
いかにも女の子らしく
「なんでしょうか?」と猫かぶりながらとう。
「貴女、名前なんて言うの?」と女の子に聞かれた。
「ライラと申します」すると女の子は驚愕した顔をする。
「もしかして貴女、名字がないの!? 」えっ? 名字ってこの世界に存在するの?
そして女の子は名乗る。
「私の名前は、【アリス・クリスディーナ】宜しく!」
「宜しくお願い致します!」
そして、担任の先生が来る。
「俺の名前は、【リディック・カガンラフ】今日からこの【Aクラス】の担任だ」先生の顔は、いかにもな先生らしく【自分の世界】の先生とは大違いだ。
一人ずつ自己紹介をする事になった。
「私の名前は、【ライラ】です。宜しくお願い致します」と言った時クラスルームがざわついた……
こんな言葉がクラスルーム中を飛び交う。
『えっ!? 名字無し?』
『低級民族が【Aクラス】?』
そんなに名字無しって可笑しいのか?
するとリディック先生が……
「はいはい、静かにしろ」
一人の生徒が……
「ライラって奴【名字無し】じゃないか、なんでいるんだ?」とリディック先生にタメ口で言う。
「確かにライラは、【名字無し】だか【カード使い適性】がクラストップだ」
またざわついた……
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