第1話これからと、いままでの。。
奏太「なんでこんなことになちゃったかねぇ…」
奏太の部屋のソファで少女が寝ている。
回想。奏太が昨日の事を思い返す。
奏太「運命ってなんの事だよ」
yucca「これからあなたが、人間界の運命を創るんだよ」
奏太「だからそれがどう言う事なんだよ!」
yucca「それは、貴方が決めたことだから」
奏太「オレが決めたこと…?」
yucca「何万年も前に神に余って生まれた人類、やがて、人類は互いに憎しみ合って争いは絶えなかった、そこで産み出されたされた存在が貴方。何千年周期で、貴方が人間界滅ぼすか、新しくするか、はたまた、このまま現存していくか、すべてが貴方次第」
奏太は全く意味がわからない、これが今起こっている事が全て現実なのか。すると、yuccaは奏太のおでこにてをかざす。
yucca「これから見せるものが過去の歴史。ちょっと、疲れるかもしれないけど、我慢してね」
すると、奏太の頭の中映像化した、莫大な情報がなだれ込んでくる。奏太は気を失いかけた。あたまがいたい。
奏太「…オレは何をすればいいの…。」
yucca「色々全部、またおいおい話をして行くよ」
奏太は、まだ小さかった頃事を思い出した
「やめてくれよ!」
「お前はキモいんだからやめねーよ」
「誰か助けて!」
奏太「おい!何してるんだよ!」
「奏太にはかんけーないね」
奏太「いやがってんじゃねーか」
「でしゃばり奏太が、ハアーつまんね」
「はぁ…はぁ…奏太、ありがとう」
奏太「お前ももうちょっとしっかりしろよ、またいじめられるぞ」
「奏太は喧嘩が強いから…」
奏太「そんなことない、実際、喧嘩なんてしたことないし」
「そうなの?」
奏太「そうだよ、ただの見かけ倒し、ようは気持ちの問題ってこと」
「奏太はすごいな…はっきりしてるし、僕にとっては救世主だよ」
奏太「救世主なれってか…」
ふと、yuccaの方を見る、yuccaはソファで横になりすやすや寝ている。
奏太「寝んてんじゃん…」
奏太「オレの運命ってなんだろ。。」
yuccaが目を閉じたままこう呟く
「起きてるよ、貴方が目を覚ますまで、目をつむってた。私は睡眠ををとらなくても平気だし」
奏太「そんなことより、昨日の話はどういう意味なんだ」
yucca「どういう意味ってそのままだよ。あ!そうそう、これを預けなくっちゃ」
yuccaの手の辺りに煙のようなものか立ち込め、剣があらわれる。
yucca「これは、ナイトメアとそれを操るミスチーフを倒す為の聖なる剣これから大変だけど、私だついてるから」
私がついてる?どんどん話がややこしくなる。奏太は混乱していくばかりだった。
yucca「今は受け止められないかもだけど、じきに気づくよ、自分のやるべき事に」
いったい何が起こっているのか、事態の急展開に奏太は動揺する、何が起こっているのかもわからない、奏太は不安で仕方なかった。
奏太「キミは何が目的なの?」
yucca「私の目的は運命の流れを見据えること、サポートもするけどね」
奏太「オレはやらないよ、絶対に」
yucca「それは、貴方が決めることじゃない、決まっていることなの誰も運命は変えられないんだよ、赴くのみ」
奏太「そんな…」
yucca「出掛けよう」
奏太「どこに?」
yucca「今と言う現実を見に」
そういうとyuccaは霧のようになり奏太の身体に吸い込まれて行く。
奏太「?!」
yucca(今私は貴方の身体に同化している状態)
奏太「同化?!」
yucca「落ち着いて!私が操ることもできるけど、しないからこの状態で街に出て!」
ここまで常識では考えることのできない事があったら奏太は、覚悟を決め従って街に出て行くことにした。
奏太「なんだこれ…」
いつも通りの町並みに、澱んだ空気がうっすら立ち込めているのを感じた。身体が酔っているように頭がくらくらする。
奏太「yucca、これもキミの力なのか?」
yucca(ちがうよ、街の様子がおかしいのはナイトメアの仕業、人々は何も気付かずに毎日すごしている、私は貴方に具現化してみせているだけ)
yucca(辛いだろうから、同化を解くね)
奏太「まてまて、こんなところで同化をといたら…」
奏太の身体を抜け、同化を解く。
yucca「大丈夫、私の姿は貴方にしか見えないから」
奏太「見えない?やっぱり幻覚?」
yucca「証拠がみたそうだね、いいよ、見せてあげる」
そういうと、yuccaは剣を持ち、街路樹の木を切った。
ドカンとその場にいたタクシーのうえに落ちる、突然倒れてきた街路樹にその場は騒然となった。奏太は急いでyuccaをつれその場を去る。
奏太「危なかったぁ、何であんなことしたんだ!」
yucca「え?だって証拠が見たいって…」
奏太「そうな事いってねぇし!」
yucca「でも、信じて無さそうだったから」
奏太「…。これからどうなるの?オレ…」
yucca「どうなるんだろうっね、ふふっ」
奏太「何で笑うんだよ!」
yuccaは何も答えない。奏太は不安で仕方なかった。
yucca「ミスチーフと出会えばもっと不安だと思う、でも私が護るから」
とんでもない事態に巻き込まれた奏太はそう感じた。
翌朝、yuccaがオレを起こす声がする。
yucca「奏太、そろそろ訓練を始めるよ」
奏太「訓練?」
yucca「そう、これから始まる戦いのね」
奏太「戦い?!」
想像もしない言葉だった、昨日、剣を受けとると言う事は合ったけれど、そんな話は聞いていない。戦う?いったい誰と…。目的は?
yucca「いくよ」
奏太は腑に落ちないまま、言われるがままにyuccaに付いていく、電車に乗りずいぶん遠くまで来た。
yucca「よしっここまで来れば誰も来ないね、まずは同化に慣れなきゃ」
奏太「…」
yucca「どうしたの?」
奏太「出来ない…」
yucca「え?」
奏太「オレにはこんな事は出来ない!どうして戦わなきゃいけないんだ!なんでオレなんかが…!」
yuccaは顔を曇らせる、その瞬間奏太に向けて剣を振りかざす。
yucca「ねぇ!逃げないでって言ったよねぇ!貴方が運命だって、言ったよねぇ!」
奏太「戦いなんて…」
yucca「…逃げるなら、このまま殺してあげてもいいんだよ?そしたら、私の存在も消滅する、その方が楽かもね」
奏太「殺す…」
yucca「それだけの事を貴方は背負ってるの。だから、受け入れて…」
奏太「なんでオレなんだよ…」
剣を下ろすyucca。
yucca「奏太、摂理ってわかる?誰にも変えることので出来ない物事、何万年何億年と、世界が続いて来たことその一つが君なの、摂理、貴方は人間界の摂理、貴方が生まれたのは、人間が生まれる為なの」
奏太「…」
yuccaが語りかける。
yucca「奏太、このままだと、また世界戦争が始まるんだよ、そんな悪循環終わりにしようよ」
奏太「…運命の人なんだな、オレが」
yucca「残酷な話しだけど、そう」
奏太考え込んでから呟く。
奏太「オレじゃなきゃいけないんだな…」
yucca「そうだよ」
奏太「どうしてもと言うなら、やるよ」
yucca「うん?」
奏太「その運命の人間がオレなんだろ?やるよ」
決心した顔でyuccaに話す。
yucca「うん、お願い」
それに答えるyucca。
それから、この物語がはじまるのだった。
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